（勝った伊藤女流三段）

（敗れた加藤女流初段）

以上で本局の中継を終了いたします。ご観戦いただき、ありがとうございました。

▲伊藤－△加藤結女流初段戦は、伊藤女流三段が勝ちました。終局時刻は15時25分。消費時間は、▲伊藤１時間48分、△加藤２時間54分。勝った伊藤女流三段は、次戦で脇田菜々子女流初段と対戦します。

図は14時頃の局面。８四に歩を垂らしたところです。次は▲８三歩成が狙いで、後手がそれを避けて△６五桂と早逃げしてくれば、以下▲同桂△同歩に▲５五桂と打って両金取りが決まります。対する加藤女流初段としては、何か手だてを考えなければいけない局面になりました。

（伊藤女流三段）

12時40分、対局が再開されました。

（伊藤女流三段は再開後も少し時間を使っていた）

（加藤結李愛女流初段は自陣の金銀を三段目に配備させた）

（玉響）

12時、この局面で伊藤女流三段が９分使って昼食休憩に入りました。消費時間は、▲伊藤32分、△加藤１時間26分。昼食注文は両者ともになし。対局は12時40分から再開されます。

（昼食休憩時の香雲の間）

（手番の伊藤女流三段側から撮影）

戦型は相居飛車の力戦形になりました。図は11時頃の局面。先手は６筋の位と取った後、角を３七まで転換させて８二飛をにらむ位置につけました。伊藤女流三段は経験豊富な形です。

（伊藤女流三段）

（加藤結女流初段）

（玉響）

振り駒は伊藤女流三段の振り歩先で行われ、「歩」が３枚。伊藤女流三段の先手番で開始されました。

（駒を並べる両対局者）

（伊藤沙恵女流三段）

（加藤結李愛女流初段）

（自動記録では、着手後にそれぞれの手元にある緑色のボタンを対局者が押す）

（玉響）

７月６日（火）は、第11期リコー杯女流王座戦本戦１回戦、伊藤沙恵女流三段－加藤結李愛女流初段の一戦を中継いたします。対局は10時から、東京・将棋会館「香雲」にて行われます。持ち時間は各３時間（チェスクロック使用）。切れたら１手60秒未満の着手。先後は振り駒によって決定されます。本局は自動記録（HEROZ Kishin Eye）で採譜されます。

本局の棋譜コメント・ブログ更新は玉響、撮影は八雲が担当いたします。よろしくお願いいたします。

【棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/11/joryu_ouza202107060101.html

（脇田女流初段が終盤の一手争いを制してベスト８進出を決めた）

（敗れた中村真女流三段。△５六飛成に代えて△７三玉ならどうだったかと検討していたようだ）

以上で本日の女流王座戦の中継は終了です。ご観戦ありがとうございました。次回の中継は７月６日（火）、対戦カードは伊藤沙恵女流三段－加藤結李愛女流初段戦です。

（勝った里見香奈女流四冠。２期連続挑戦に向けて、初戦を突破した）

（敗れた渡部愛女流三段。好調だったが本棋戦では勝ち上がりはならなかった）

（感想戦の様子）

以上で▲渡部－△里見香戦の中継を終了いたします。ご観戦いただきましてありがとうございました。