2018年2月12日 (月)

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Dsc_0508

Dsc_0502

―― 終盤はかなり大変に見えましたが。

渡辺 入玉されてしまったので、ちょっと攻めかたがおかしかったですね。

―― 序盤からうまく作戦が決まったように見えましたが。

渡辺 歩を4枚持って、収まったあたりはうまくいっていると思ったのですが。飛車を取ったあとに方針が一貫していませんでした。ちょっとチグハグでしたね。

―― 勝ちを意識されたのは?

渡辺 ▲2九金(169手目)から飛車が取れて、ようやく寄るか駒が取れるかという形になったので。それまでは相入玉の可能性が出てきたなと思っていました。

―― シリーズとしては大きな1勝だと思いますが。

渡辺 次局以降に継続できるように頑張ります。

Dsc_0520

―― 序盤はかなり苦しい局面が続いたように思いましたが。

永瀬 勝負どころができないような気がしたのですが。

―― 中盤から終盤は、反撃というか永瀬さん独特の粘りが出たように思いますが。

永瀬 入玉できればという将棋なので、勝ちにはなかなかならないので楽しみは少ないのですが。少し勝負どころができて、もう少し差を縮める延命策があったのかと思います。

―― 今日は雁木でしたが、予定ですか?

永瀬 今日はこれでと。

―― 惜しくも敗れましたが、第2局以降に向けては?

永瀬 序盤でかなり苦しくなってしまったので、その点を修正して頑張りたいなと思います。

Dsc_0511

(吟)

137

▲4二竜△同金▲3一角(図)で、先手勝勢といわれていた。先手は次に▲1五香と▲1三金の狙いがある。「▲3一角に△1六角ですが、▲1七歩と打ってから▲4二角成で、先手が勝ちそうです」と戸辺七段。

Dsc_0493(▲4二竜を着手する渡辺棋王を映し出すモニター)

(吟)

108

図は△3三玉とした局面。相変わらず形勢は先手優勢だが、永瀬七段は入玉含みで粘る。

Dsc_0403(かなり形勢は苦しいと見られているが、永瀬七段はひっくり返すことができるか)

(吟)

Dsc_0480(モニターを見る深浦九段は「もう少し指すとは思うのですが……」と話す。後手がひっくり返すのは厳しいようだ)

Dsc_0482(対局室を映すモニター。形勢は永瀬七段が苦しい)

(吟)