2014年10月11日 (土)

第27期竜王戦七番勝負が開幕する。森内俊之竜王に挑むのは糸谷哲郎七段。第1局は10月16・17日(木・金)、アメリカ合衆国・ハワイ州「ハレクラニ」で行われる。立会人は谷川浩司九段、新聞解説は佐藤康光九段、記録係は石田直裕四段。観戦記者は青島たつひこさん。現地大盤解説は野月浩貴七段、聞き手は井道千尋女流初段。竜王戦の海外開催は2008年のパリ対局以来6年ぶり。
インターネット中継は棋譜・コメント入力を銀杏記者が、ブログを文が担当する。

【ニュース 速報 YOMIURI ONLINE(読売新聞)】
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【ハワイ ワイキキ ラグジュアリーホテル|ハレクラニ】
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2014年9月 9日 (火)

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終盤で時間をかけて調べられたのが▲2三歩(73手目)の局面。本譜は単に△1六竜と引いたので▲3五馬が絶好になってしまった。感想戦では△5四香と打ち、▲7五歩△1六竜▲5四馬△同歩▲2四香(A図)の進行が示された。

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ここでは後手の手段として(1)△4七銀、(2)△5一銀、(3)△6三銀が検討された。

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A図で(1)△4七銀は▲同玉なら△3六角▲5六玉△6二飛▲5三銀△5五歩▲同玉△1五竜▲4五桂△8二角(B図)で後手やれる。△2四竜と香を外す手が利くのが大きい。しかし最初の△4七銀に▲6八玉と逃げられたときに思わしい手がない。

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A図で(2)△5一銀は、▲5三銀△3六角▲6八玉△2一歩▲5二銀引成△同銀▲同銀成△5八飛▲7七玉△7六銀▲6六玉△6五歩▲7六玉△7八飛成▲7七銀△7五歩▲6五玉△6七竜▲6六歩(C図)と進めて先手が余している。「そうか、ちょっと足りないですか」と羽生名人。

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A図で(3)△6三銀は、▲5三銀△3六角▲6八玉△4五桂(D図)と勝負する。▲同桂なら△5八飛▲7七玉△4五角が厳しい。しかし、D図から▲5二銀引成△同銀▲同銀成△5七桂成▲7七玉△7六銀▲同玉△7五歩▲6五玉△1五竜▲4五桂と進むと先手が余している。「詰まないか。ちょっと足りないですね」と羽生名人
結局、▲2三歩の局面で後手に思わしい手はなかった。後手の改善案は▲3三歩(51手目)とたたかれた局面にさかのぼる。

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本譜は△同桂と取ったが、これが大きな利かしになった。そこで感想戦では△2五角と打つ手が調べられた。糸谷六段は対局中、この手を気にしていたという。以下▲6八玉△3三桂▲8三角△5八飛▲7七玉△7八飛成▲同玉△7一金打でE図。

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こうして無理やり竜に働きかけて角を取りにいく。E図以下は▲9一竜△8三銀▲2六銀△5八角成▲6九銀△同馬▲同玉△5五角でF図。

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△8三銀で角を取り、△5五角と打てば竜が詰んでいる。複雑な順である。羽生は「捕まえ方がちょっと……」と話しており、考えにくい順だったようだ。F図以下は▲3四歩△9一角▲3三歩成△4九飛▲5九飛△4六飛成▲3七銀△7六竜▲7九香△6七竜▲6八歩△6五竜▲3二と△6二玉が示された。「自信ないです。皮膚がないから」と糸谷六段。羽生名人は「飛車の取り方がいまいちと思いましたが、こうやるんでしたか」と話していた。
2014年9月 8日 (月)

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森内俊之竜王―糸谷哲郎七段 第27期竜王戦七番勝負日程

第1局 10月16日(木)、17日(金) ハワイ「ハレクラニ」
第2局 10月30日(木)、31日(金) 大阪市北区「帝国ホテル大阪」
第3局 11月6日(木)、7日(金) 東京都千代田区「帝国ホテル」
※第2、3局とも2日目13時30分より終局までの大盤解説会のほか、多数プロ棋士による指導対局、サイン会を実施予定です。
第4局 11月20日(木)、21日(金) 静岡県袋井市「ヤマハリゾート 葛城北の丸」
第5局 12月3日(水)、4日(木) 石川県金沢市 湯涌温泉「かなや 青巒荘」
第6局 12月10日(水)、11日(木) 山形県天童市「ほほえみの宿 滝の湯」
第7局 12月17日(水)、18日(木) 山梨県甲府市「常磐ホテル」

10月16日に開幕する七番勝負をお楽しみに。本日はご観戦ありがとうございました。

Dsc_0284(タイトル初挑戦、七番勝負ではどんな将棋を見せてくれるのか)

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Dsc_0296(盤側の高野六段へ話しかけながら感想戦を進める)

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Dsc_0306(感想戦は22時16分に終了した)

Dsc_0255_2(終局し、報道陣が一斉に対局室へなだれ込む)

Dsc_0250(挑戦を決めた糸谷六段)

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―― 終わったばかりですが、タイトル初挑戦の気持ちはどうですか。

糸谷 そうですね。まだ将棋を指せて嬉しいです。

―― これまで勝ち上がってきましたが、いい将棋の内容で勝てたんですか。

糸谷 いや反省は多いです。
   
―― 今年はあまり負けてなく、数字は非常にいいのですが理由はあるのですか。

糸谷 時間がちゃんと使えてるのかなと思います。

―― 2日制の対局は楽しみですか?

糸谷 そうですね。長い将棋が指せるので楽しみです。

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―― 羽生先生、残念な結果でしたがひと言お願いします。

羽生 そうですね。ちょっと勝負どころで誤ったような気がします。ただ、もうちょっと調べてみないと分かりませんが。