19時30分を回り、72手目△3二金まで進みました。
棋士室では、ここで▲4七銀と引く手が候補に挙がり、以下△4六歩▲2三銀不成△2七歩▲3二成銀△同玉▲2九飛△4七歩成▲4九飛△5八と(参考1図)と進んだ局面で、▲4一角以下の詰みがあり一時は先手有望な展開に見られていました。
しかし再検討の結果▲4七銀△4六歩▲2三銀不成に△4三金(参考2図)とかわせば後手玉は捕まらないとされ、むしろこの変化は「後手よし」と見られています。
19時30分を回り、72手目△3二金まで進みました。
棋士室では、ここで▲4七銀と引く手が候補に挙がり、以下△4六歩▲2三銀不成△2七歩▲3二成銀△同玉▲2九飛△4七歩成▲4九飛△5八と(参考1図)と進んだ局面で、▲4一角以下の詰みがあり一時は先手有望な展開に見られていました。
しかし再検討の結果▲4七銀△4六歩▲2三銀不成に△4三金(参考2図)とかわせば後手玉は捕まらないとされ、むしろこの変化は「後手よし」と見られています。
本局はタブレット端末を利用した自動棋譜更新システムを使用して中継しております。消費時間が一手ごとに更新されるため、臨場感のある中継をお楽しみ頂けます。
なお、使用しているタブレットは富士通製「ARROWS Tab F-03G」で、最高クラスの高精細画面と、わずか400g弱の軽さが特徴です。長時間の将棋中継に耐えうる頑丈さと電池持ちの良さを兼ね備えた信頼できる確かな逸品となっています。
時刻は15時を回り、51手目▲6一角まで進みました。この角打ちは、角換わり腰掛け銀同型の定跡では、部分的によく指されいる手です。
参考図は9筋の突き合いを入れて、飛車が2八にいる形ですが、この局面だと第4期(1991年)竜王戦七番勝負第1局▲谷川浩司竜王-△森下卓六段戦や、第5期(1992年)竜王戦七番勝負第5局▲谷川浩司竜王-△羽生善治王座戦(いずれも肩書は当時)などの前例があります。
▲谷川-△森下戦は参考図以下△3五歩▲3四角成△4三銀▲2五馬△5四角▲6七金右△3三桂▲5八馬と進んで、結果は持将棋でした。また▲谷川-△羽生戦は参考図で△4三角と合わせており、▲同角成△同銀▲7四歩△同金▲4五桂△6五歩▲3四歩と進みました(結果は後手勝ち)。
9筋の端歩や飛車の位置の違いはありますが、この後の進行のひとつとして考えられる手順です。