カテゴリ「第25期竜王戦決勝トーナメント」の記事 
昼食休憩時の局面
22手目△3三銀の局面で三浦八段が25分考え、昼食休憩の時間に入りました。
後手玉は態度を決めず居玉のまま進めており、様々な可能性を残していますが、堀口弘治七段は「序盤は細かな駆け引きがありましたが、このまま穏やかに進めば前例のある局面に合流するのでは」と現局面を見ています。
現在の消費時間は▲三浦59分、△丸山58分。(持ち時間、各5時間)
昼食の注文は、丸山がさば味噌定食(みろく庵)。三浦がヒレカツ定食ライト、肝吸(ふじもと)。
対局は、13時に再開されます。
(後手側から見た実際の盤。本日の対局で使用されている駒は、晴月作水無瀬書)
堀口弘治七段が解説する序盤の分岐点。
9手目▲5八金右までの局面【図】について、感想を伺いました。
堀口七段「現局面、後手は手が広いですね。少し例を挙げるだけでも、△9五歩と端を詰めるか、△4二飛と回るか。それとも△3三銀と居飛車で普通の駒組みをするかなど、色々な候補手があります。丸山さんは少し考えていますが、早くも今後の大きな方針を決める局面を迎えているのです」
また、堀口七段は、コンピューターのデータベースで本譜の8手目△9四歩でプロの公式戦における前例がなくなったことを確認すると「後手は一手半の損をしていますからね。(今は)昔とは将棋の考え方が変わってきている」とコメント。
早くも未知の局面に突入した本局、どのような展開になるのでしょうか。
対局開始時の三浦八段
対局開始時の丸山九段
▲三浦-△丸山戦、対局開始。
第25期竜王戦決勝トーナメント、丸山忠久九段-三浦弘行八段の対局が開始されました。
振り駒の結果は、三浦の振り歩先で「歩」が3枚。三浦の先手で、定刻通りに始まっています。
対局は、後手の丸山が4手目に△8八角成と角交換。一手損角換わりの立ち上がりになりました。
丸山九段-三浦八段戦、間もなく対局開始。
感想戦
終局直後
山崎七段勝利
119手まで、山崎七段が勝って挑戦者決定三番勝負進出を決めています。
終局時刻は22時43分、消費時間は両者4時間59分。