2022年8月23日 (火)

戦型は後手四間飛車

初手から21手目まで
▲2六歩△3四歩▲7六歩△4四歩▲4八銀△3二銀
▲6八玉△9四歩▲5八金右△3三角▲2五歩△9五歩
▲3六歩△4二飛▲5六歩△6二玉▲7八玉△7二玉
▲5七銀△4三銀▲7七角

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戦型は先手居飛車、後手四間飛車の対抗形になりました。最近の山崎八段は、2手目△3四歩、4手目△4四歩、6手目△9四歩の出だしをよく指しています。居飛車と振り飛車のどちらも天秤にかける指し方ですが、結果的に四間飛車になったのは意外でした。振り飛車自体は最近も指していますが、角道を止めたノーマルな四間飛車を指すのは四段時代以来のようです。

山崎八段が振り飛車にした理由について、観戦記を担当する上村亘五段は(1)△9五歩と端を突き越せたこと、(2)▲3六歩を先手が選んだことの2点を挙げます。

「通常の振り飛車の出だしだと△9四歩に▲9六歩と受けられることが多いです。本局は端の突き越しが振り飛車の主張です。また、▲3六歩は居飛車穴熊にする場合は不急の一手です。それで山崎八段は振り飛車にしたのではないでしょうか。一方、居飛車側の視点からすると、最近は▲3六歩を突いてから穴熊に組んでも大丈夫という認識があります。広瀬八段としては、居飛車党の山崎八段の飛車を振らせたという考え方もできます」(上村五段)

Dsc_7166(上村五段は関係者控室で検討中)