2022年8月23日 (火)

過去の挑決三番勝負

挑戦者決定トーナメントが現在の形になったのは第19期からです。前期までの挑戦者決定三番勝負の結果をまとめました。(1優)は1組優勝、(13)は1組3位、(22)は2組2位を示しています。○や●は左側の棋士からみた勝敗です。

第19期 丸山忠久九段(1優)●●  佐藤康光棋聖(13)
第20期 木村一基八段(1優)●○● 佐藤康光二冠(12)
第21期 羽生善治名人(15)○●○ 木村一基八段(12)
第22期 深浦康市王位(1優)○●● 森内俊之名人(2優)
第23期 久保利明二冠(14)●●  羽生善治名人(13)
第24期 丸山忠久九段(1優)●○○ 久保利明二冠(12)
第25期 丸山忠久九段(14)○●○ 山崎隆之七段(12)
第26期 郷田真隆九段(14)○●● 森内俊之名人(12)
第27期 羽生善治名人(1優)●○● 糸谷哲郎六段(3優)
第28期 永瀬拓矢六段(4優)●○● 渡辺 明棋王(22)
第29期 丸山忠久九段(1優)○●● 三浦弘行九段(13)
第30期 松尾 歩八段(1優)●○● 羽生善治三冠(12)
第31期 広瀬章人八段(1優)●○○ 深浦康市九段(22)
第32期 豊島将之名人(14)○●○ 木村一基九段(13)
第33期 羽生善治九段(1優)●○○ 丸山忠久九段(22)
第34期 永瀬拓矢王座(1優)●●  藤井聡太二冠(2優)

今回の山崎八段と同じ1組4位の挑決は過去に4回あり、挑戦権獲得は2回。広瀬八段と同じ2組優勝は2回あり、挑戦権獲得は2回です。

過去16期のうち、トーナメントの左山を勝ち抜いた棋士(上記リストの左側)の挑戦権獲得は6回で38%。第1局に勝った棋士の挑戦権獲得は10回で63%。初戦から連勝は3回で19%。フルセットが多いのも挑決三番勝負の特徴です。(記事内の段位や肩書は当時)

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