第７図から、▲７四歩 △６五桂 ▲５五歩 △３三桂 ▲６九玉
△４三銀 ▲７八玉（第８図）

先手は８八金型を強いられたのを逆手に、玉が７八に収まりました。本譜も41手目▲６八金右（下図）のように、山崎八段は今期、奔放で独自の駒組みや指し回しを見せています。

以下、最近の将棋から。すべて山崎八段の勝局。（出場者決定戦４位決定戦、松尾八段戦）

（決勝トーナメント、稲葉八段戦）

（決勝トーナメント、永瀬王座戦）

関西将棋会館の３階以上には、エレベーターホールに亡くなった偉人の肖像画等が飾ってあります。

（３階には木村義雄十四世名人）

（経歴がまとめてある）

（４階には大山康晴十五世名人）

（日本将棋連盟会長も務め、東西の将棋会館建設に奔走した）

（５階には在りし日の大山十五世名人の写真）

第５図から、△４五歩（第６図）

対局開始以降、消費時間は常に山崎八段がリードしていました。第６図の△４五歩は51分の長考。ここまでの消費時間は▲山崎１時間50分、△広瀬１時間55分と逆転しています。

第６図から、▲３七角 △８八歩 ▲同　金 △７六歩（第７図）

さらにパタパタと第７図まで進みました。

（広瀬八段は長考から８八金型を強いる指し方を見せた）

第４図から、▲６八金右 △１四歩 ▲１六歩 △４四歩 ▲同　歩
△同　角 ▲７六歩（第５図）

先手は７筋の歩が切れれば▲７四歩で桂頭を攻めることができます。右金を６八に寄った手が７筋の反動を緩和しているかもしれません。

（山崎八段は積極的に動いていく）

まずは１階に掲出されている各階案内から。

（５階の対局室は江戸城本丸を模して造られた）

（１階と２階の間の階段の踊り場にある掲示板）

（道場は２階にあり、踊り場の掲示板はお客さんの目に入る）

（近日開催の指導対局のお知らせ。八段と手合わせできる）

（５階対局ボード）

（本局が最上室を占める）

（定刻前、両者は眼鏡を外して目を休めていた）

（手番の山崎八段。やがてグッと前傾した）

（広瀬八段も戦闘モードに）

（定刻になり、記録係が対局再開を告げる）

（しばらく着手はなかった）

（昼食休憩時の盤面）

（昼食休憩時の対局室）

（記録はタブレットで取る）

（手書きの棋譜も１部作成）

（本日の関西将棋会館の対局立会人、北浜健介八段が様子を見に来た）

12時、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲山崎１時間５分、△広瀬34分。昼食の注文はいずれもイレブンのサービスランチで山崎八段が一口ヘレカツ、広瀬八段がチキンステーキと白身魚フライ盛り合わせ。対局は12時40分から再開されます。

第３図から、△３四歩 ▲２四歩 △同　歩 ▲同　角 △２三歩
▲４六角 △６二金 ▲５八金 △４二銀 ▲３六歩 △８一飛（第４図）

浮き飛車にしていた広瀬八段、△８一飛と下段飛車に構えました。まだまだ駒組みの段階といえそうです。

（広瀬八段は一段目に飛車を引き揚げた）

関西将棋会館の５階対局室を紹介します。

（本局が指されている御上段の間。朝の様子）

（関西将棋会館の最上室）

（隣の御下段の間、９時前の様子。本日は他棋戦で使われている）

（御上段の間に次ぐ、上位の対局室）

（芙蓉の間、９時前の様子。こちらも他棋戦で使われている）