2022年8月の記事

2022年8月 9日 (火)

第1図から、▲5六歩(第2図) △7五歩 ▲6八銀 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8四飛 ▲5七銀 △7三銀
▲6六銀 △6四銀 ▲7九角 △7三桂 ▲4五歩(第3図)

Ryuou202208090101_15Ryuou202208090101_29第2図の▲5六歩で前例を離れました。11時20分頃には第3図まで進んでいます。

Yamasaki03 (山崎八段は角を引いて活用を目指す)

・第31期の竜王。第31期は初めて1組に在籍し、ランキング戦初優勝によって決勝トーナメントにも初進出。七番勝負では当時の羽生善治竜王を4勝3敗のフルセットで下し、羽生九段のタイトル獲得通算100期を阻止
・ランキング戦優勝は1組(第31期)、2組(第35期)の2回
・決勝トーナメントを戦うのは第31期に続いて2期目。挑戦者決定三番勝負を戦うのも2期目

Hirose02

今期のランキング戦では、順に藤井猛九段、三枚堂達也七段、都成竜馬七段、同門の兄弟子の森内俊之九段をそれぞれ破って優勝。決勝トーナメントでは1組3位の丸山忠久九段、1組2位の佐藤天九段にそれぞれ勝って挑戦者決定三番勝負に進出しました。

・今期ランキング戦は1組4位。1組在籍は4期連続10期目
・ランキング戦優勝は5組(第16期)、2組(第21期)の2回
・決勝トーナメントを戦うのは7期目(第16、21、24~26、34、35期)、第25期には1組ランキング戦で決勝にまで勝ち上がり、さらに挑戦者三番勝負にも進出。挑戦者三番勝負を戦うのは今回が2期目

Yamasaki02

今期のランキング戦では、佐々木勇気七段に勝って佐藤天彦九段に敗れ、出場者決定戦4位決定戦では順に渡辺明名人、松尾歩八段を下して決勝トーナメントに進出。決勝トーナメントでは順に1組5位の稲葉陽八段、1組優勝の永瀬拓矢王座を破っての挑戦者決定三番勝負進出です。

Ue01(9時44分、山崎八段が席次を確認してから上座に向かう)

Ue02 (広瀬八段も続いて入室した)

Yamasaki01 (山崎八段が駒を取り出す)

Hirose01 (駒を並べる広瀬八段)

Ue03 (振り駒で記録係が上座の歩を5枚用意する)

Ue04(振り駒の結果は歩が3枚。山崎八段の先手が決定した)

本局の先手は山崎八段になったため第2局の先手は広瀬八段になります。第3局がある場合は改めて振り駒で先後を決定します。

Ryuou202208090101_14図は10時20分頃の局面。本局は相掛かり模様に進んでいます。

開始日時:2022/08/09 10:00
棋戦:第35期竜王戦挑戦者決定三番勝負第1局
持ち時間:各5時間
場所:関西将棋会館
先手:山崎隆之八段
後手:広瀬章人八段

▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7八金 △3二金
▲3八銀 △7二銀 ▲9六歩 △5二玉 ▲4六歩 △9四歩
▲4七銀 △7四歩(第1図)

Asa8 (対局開始を待つ両者。観戦記担当は小暮克洋さん)

山崎八段の振り歩先で、振り駒の結果は歩が3枚。山崎八段の先手に決まりました。

Asa2 (対局開始の礼を交わす両者)

Asa4 (先手は山崎隆之八段)

Asa6 (後手になった広瀬章人八段)

おはようございます。第35期竜王戦決勝トーナメントは2人が勝ち上がり、いよいよ挑戦者決定三番勝負が始まります。山崎隆之八段(1組4位)と広瀬章人八段(2組優勝)の顔合わせになりました。第1局は関西将棋会館「御上段の間」で8月9日(火)10時開始予定。持ち時間は各5時間。先後は振り駒で決定します。

棋譜は読売オンラインの動く棋譜から見られます。将棋連盟ライブ中継アプリの棋譜・コメント中継は夏芽、ブログは飛龍が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

【竜王戦挑決第1局、山崎隆之八段×広瀬章人八段「動く棋譜」速報】
https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/20220809-SYT8T3238467/

また、本局は9時50分から翌日1時まで、ABEMAで動画配信されます(解説はありません)。

【ABEMA番組表】
https://abema.tv/channels/shogi/slots/AUDzgRpkhEKiwZ
【ABEMAオンエア】
https://abema.tv/now-on-air/shogi

Asa1 (今朝の大阪は晴れ。気温は35度前後まで上がるようだ)

2022年8月 5日 (金)

Dsc_39971 (終局後の対局室。まずは主催紙からインタビューがあった)

Dsc_39721 (勝った広瀬八段。相手から仕掛けられたあとは、苦戦を意識していたようだ)

Dsc_39841_2 (敗れた佐藤九段。81手目の▲4四桂を打たれて自信がなくなったと話していた)

Dsc_40171 (感想戦に入る)

Dsc_39991

Dsc_40111

本局の中継は以上で終了です。ご観戦ありがとうございました。
山崎隆之八段と広瀬章人八段による挑戦者決定三番勝負の第1局は、8月9日(火)に関西将棋会館で行われます。

20220805n図は20時40分過ぎの局面です。▲3二桂成が▲2三金△同玉▲3三成桂以下の詰めろで、受けづらい形です。後手は△2九竜と入る手を指すための猶予をもらえそうにありません。広瀬八段が頭一つ抜け出したようです。

Dsc_39301 (広瀬八段)