2020年8月の記事

2020年8月12日 (水)

20200812_27_2上図、昼食休憩の局面から△2二銀▲4七金△2四歩▲5六歩△2三銀と進みました。下図の△2三銀が41分、直前の▲5六歩が43分と長考の応酬で、ゆったりした序盤戦になっています。

20200812_32

Maruyama06(丸山九段は銀冠の構えを作った)

Ue07 (久保九段が先に戻っていた)

Ue08 (定刻になったところ。丸山九段は戻ってきていない)

Kubo06 (着手を待つ側だが、久保九段は早くに戻っていた)

Maruyama05 (丸山九段が戻って着座。定刻を過ぎた分は自身の持ち時間から差し引かれる)

Ue09 (午後は難しい戦いになるか)

Hiru1 (昼食休憩時の盤面)

Ue05 (昼食休憩時の御上段の間)

Hiru3 (丸山九段のお盆には存在感の大きな水のボトルが)

Hiru4 (久保九段のお盆。シンプルにコーヒーとお茶)

Hiru5 (丸山九段の座布団の脇には大きな扇子が置いてあった)

20200812_2712時、昼食休憩に入りました。この局面で丸山九段が使った時間は28分。ここまでの消費時間は▲久保39分、△丸山1時間5分。昼食の注文は久保九段がサービスランチの豚ロース肉しょうが焼き(イレブン)、丸山九段がカレー焼き飯、ニラレバ(いずれもみんみん)でした。対局は12時40分から再開されます。

・今期ランキング戦は2組2位。1組在籍は第12期から前期までの連続21期。来期は1組復帰以上が確定
・ランキング戦優勝は6組(第4期)、3組(第9期)、2組(第11期)、1組5回(第19、21、23、24、29期)の計8回
・決勝トーナメントを戦うのは3期ぶり12期目(第4、9、11、12、19、21、23~25、29、30、33期)。七番勝負登場は第24、25、29期の3回

Maruyama03

今期の決勝トーナメントでは、3組優勝の藤井聡太棋聖を千日手指し直しの末に破り、さらに1組2位の佐藤和俊七段戦を制して本局に臨みます。

・今期ランキング戦は1組3位。1組在籍は6期連続11期目。1組から1度だけ2組に降級した際は1期で1組復帰
・ランキング戦優勝は4組(第12期)、3組(第20期)の2回
・決勝トーナメントを戦うのは5期連続12期目(第12、16、20~24、29~33期)、決勝三番勝負進出は第23期と24期の2回

Kubo5

今期の決勝トーナメントでは、2組優勝の佐々木勇気七段戦で逆転勝ちを収め、準決勝に駒を進めました。

20200812_25上図は12局の前例がデータベース上にありました。進行の一例は△7五歩▲同歩△同飛▲6七銀△7六歩▲8八角△8六歩▲同歩△1五歩(変化図)。平成の初期に指された手順です。

Ryuou202008120101_34本譜は△4四角で前例を離れました。歩越しの角ですが、1筋をにらみながら△3三桂~△2一玉~△2二銀~△3一金のような囲い方を見せる、現代調の指し方といえるでしょうか。

20200812_26Maruyama04 (丸山九段は大胆な角上がりを披露)

今朝、久保九段は9時39分に対局室に入りました。今期は1組3位の成績ですが、先輩でもある丸山九段に配慮したのか、下座に就きます。

Kubo04 (1組からの出場だった久保九段は下座に)

丸山九段は9時51分の入室でした。下座側の入り口に向かいましたが、久保九段が座っているのを認めると上座側の入り口に足を向けています。

Ue03 (丸山九段は上座側に回る)

Ue04 (着座すると大量の飲み物をお盆に並べた)

Asa5 (定刻になり、対局開始の一礼を交わす。観戦記担当は鈴木宏彦さん)