2020年8月の記事

2020年8月13日 (木)

20200813_2712時、この局面で羽生九段が12分使って、昼食休憩に入りました。消費時間は▲梶浦55分、△羽生51分。昼食注文は羽生九段が「チキン土手焼き弁当」(鳩やぐら)、梶浦六段が「日替わり定食(豚肉とキャベツの辛味噌炒め)+半熟卵」(Le Carre)。対局は12時40分から再開されます。

A7300988(鳩やぐらは明日の14日~16日までお休みとのこと)

A7300991(Le Carreも営業中)

今月5日、今期七番勝負の日程と対局場が発表されました。第2局の「万松寺」は初の開催地です。

<第1局> 10月9、10日(金、土) 東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」
<第2局> 10月22、23日(木、金) 愛知県名古屋市「亀岳林 万松寺」
<第3局> 11月7、8日(土、日) 京都府京都市「仁和寺」
<第4局> 11月12、13日(木、金) 福島県福島市「吉川屋」
<第5局> 11月26、27日(木、金) 鹿児島県指宿市「指宿白水館」
<第6局> 12月5、6日(土、日) 神奈川県箱根町「ホテル花月園」
<第7局> 12月16、17日(水、木) 山形県天童市「ほほえみの宿 滝の湯」

【第33期竜王戦七番勝負 日程・開催地の発表】https://www.shogi.or.jp/news/2020/08/33_4251.html

20200813_25戦型は横歩取り。梶浦六段は青野流と呼ばれる作戦を採用しました。対する羽生九段は、玉を堅く囲って来るべき戦いに備えています。図は11時12分の局面ですが、梶浦六段が▲1六歩と突いて端攻めを匂わせました。この手で前例のない局面に突入しています。

A7300784(梶浦六段は9時30分頃に入室)

A7300787

A7300805(9時43分に羽生九段が入室し、駒が並べられた)

A7300820(羽生善治九段)A7300837(梶浦宏孝六段)

A7300849(写真右奥は観戦記を担当する大川慎太郎さん)

A7300860(振り駒は「と金」が4枚。梶浦六段の先手番が決まった)

A7300747_2

豊島将之竜王への挑戦権を懸けた今期の竜王戦決勝トーナメントは、いよいよ佳境を迎えました。8月13日(木)は羽生善治九段(1組優勝)-梶浦宏孝六段(5組優勝)の一戦を中継いたします。勝者は丸山忠久段と決勝三番勝負を戦います。
対局は東京・将棋会館「特別対局室」で10時開始、持ち時間は各5時間。先後は振り駒で決定します。

本局の中継は棋譜コメントを紋蛇、本ブログを玉響が担当します。よろしくお願いいたします。

2020年8月12日 (水)

Maruyama10(勝った丸山忠久九段は自身、6度目の挑戦者決定三番勝負進出)

Kubo10 (敗れた久保利明九段)

Ue12

Ue14(丸山九段は何時までも戦う準備ができていたようだ)

Ue15

Ue16

本局の棋譜中継には後ほど佐々木慎七段による解説が追記されます。そちらもあわせてご覧ください。

240(佐々木慎七段)

本日の中継は以上で終了いたします。勝った丸山九段は挑戦者決定三番勝負進出を決めました。その相手は明日、東京・将棋会館で行われる準決勝、羽生善治九段(1組優勝)-梶浦宏孝六段(5組優勝)戦の勝者となります。ご観戦いただき、まことにありがとうございました。