2020年8月の記事
同世代
羽生九段は1970年9月27日生まれ、丸山九段も同年同月の5日生まれの同世代。今期七番勝負は10月上旬の開幕ですから第1局には50歳で臨みます。竜王戦七番勝負では過去最年長の出場者になります。
<羽生善治九段>
竜王獲得7期。永世竜王の有資格者。竜王戦七番勝負登場15回。1組在籍は歴代1位の計30期(竜王在位を含む)。1組優勝は3回。タイトル獲得99期のうち、最初の1期と直近の99期が竜王でした。今期は竜王位とタイトル100期を目指す戦いです。
<丸山忠久九段>
竜王戦七番勝負登場3回。1組在籍は歴代5位の計21期。1組優勝5回は最多記録。前期は1組から初めて降級しましたが1期で復帰を決め、決勝トーナメントも勝ち上がってきました。同1回戦で藤井聡太棋聖を破っています。
対戦成績
対戦成績は羽生九段38勝、丸山九段19勝。羽生九段が3連勝中です。この3連勝は、2013年、15年、19年に1勝ずつ挙げたもので、かなり間があいています。タイトル戦では2回当たり、第47期王座戦(1999年度)は羽生九段、第28期棋王戦(2002年度)は丸山九段がそれぞれ制しました。全57局の前半は横歩取り、後半は角換わりがよく指されています。
竜王戦で当たるのは6回目で3勝3敗。直近は第26期1組ランキング戦で羽生九段が勝ちました。決勝トーナメントでは第11期と第21期で当たりました。第21期の棋譜中継はいまでも見られます。
【第21期決勝トーナメント ▲丸山九段-△羽生名人(当時)】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/21/080819.html
一手損角換わり
対局開始
動画中継
本局はABEMAと将棋プレミアムで動画中継されます。ABEMAの出演者は千葉幸生七段、金井恒太六段、藤森哲也五段、竹部さゆり女流四段、室谷由紀女流三段。将棋プレミアムは三枚堂達也七段 と安食総子女流初段。
【ABEMA 番組紹介ページ】
https://abema.tv/channels/shogi/slots/A8iynwAktZoCEs
【将棋プレミアム 番組紹介ページ】
https://www.igoshogi.net/shogipremium/live/live_info.html?live_id=d86dd702bb241c10dd15af3aabb5ef6d
挑戦者決定三番勝負第1局
第33期竜王戦は2020年8月17日(月)に羽生善治九段(1組優勝)と丸山忠久九段(2組2位)で挑戦者決定三番勝負第1局が行われます。対局開始は10時。持ち時間は各5時間。先後は振り駒で決定します。
棋譜コメントは康太、ブログは牛蒡が更新を務めます。よろしくお願いします。
主催=読売新聞社
特別協賛=野村ホールディングス株式会社
協賛=株式会社UACJ
協賛=旭化成ホームズ株式会社
【挑戦者決定三番勝負第1局 棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/33/ryuou202008170101.html
感想戦
羽生九段が挑戦者決定三番勝負に進出
図の局面で梶浦六段が投了を告げました。終局時刻は22時23分。消費時間は▲梶浦4時間59分、△羽生4時間57分。勝った羽生九段は丸山九段と挑戦者決定三番勝負を戦います。