2020年7月の記事

2020年7月13日 (月)

2020071367図は19時半頃の局面。
直前に指された△7五桂で、後手の反撃が先手陣の急所に迫って来たように見えましたが、梶浦六段は13分の考慮で、強く▲5四銀成としました。△6七桂成と金を取られても大丈夫という自信を感じさせる一着です。実戦は図から△4六角▲7六銀と進みましたが、これは▲5四銀成が通った形。先手が差を広げたと見てよさそうです。

202007135518時、図の局面で石井六段が37分使って夕食休憩に入りました。消費時間は▲梶浦3時間18分、△石井3時間35分。夕食の注文は、梶浦六段が「ビーフストロガノフ」(Le Carre)、石井六段が「肉豆腐(山椒)弁当」(鳩やぐら)。対局は18時40分に再開します。

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夕食休憩中の対局室。

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夕食休憩時の盤面。

50時刻は15時半を回りました。△8四飛までの消費時間は▲梶浦1時間47分、△石井2時間37分。
前譜から4筋で銀交換となっていますが、相変わらず先手の攻めが好調に続いています。図の△8四飛は桂頭を守った手ですが、飛車を浮いたことで後手陣には▲6一角と打たれる隙が生じているのが気になるところ。この隙をうまくつくことができれば、先手がさらに優位を拡大できると見られています。

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鳩森八幡神社の手水舎は、柄杓を使わないセンサー式になっていた。感染防止策の一環だろう。

40図は14時過ぎの局面。
先手は▲4五桂と跳ねた桂を取られて駒損していますが、3四歩の拠点が大きく、後手を歩切れに追い込んでいることもあって、十分戦える形勢と見られています。ただ、ここからの指し手は互いに難しいところで、改めて構想力の問われる局面を迎えているようです。

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鳩森八幡神社の富士塚。

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将棋会館の上空は曇り空となっている。ただ、お昼過ぎには小雨が降り出し、夕方には再び本降りとなる見込みだ。本日の最高気温は26度の予想で、過ごしやすい気温だ。

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将棋会館隣の鳩森八幡神社。梅雨の合間の貴重な曇りということで、散策する人を数人見かけた。

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ご神木の大イチョウ。

Img_1841 比較的最近立てられた案内図。オリンピックに備えたものだろう。

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再開直前の対局室。石井六段が一人で考えていた。

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梶浦六段が戻る前に再開時刻を迎え、石井六段はすぐに△2二銀と引いた。次に△4四歩で先手の桂を取る狙いがあって、激しくなりやすい変化だ。

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午後の長い戦いが始まった。梶浦六段はこのあと4分ほどして対局室に戻っている。

33_312時、先手の▲4五桂に石井六段が33分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲梶浦32分、△石井1時間10分。昼食の注文は梶浦六段が「豚しゃぶ(梅しそ)弁当」(鳩やぐら)、石井六段が「にぎり(上)・納豆巻(1本)」(千寿司)。対局は12時40分に再開します。

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「豚しゃぶ(梅しそ)弁当」(鳩やぐら)。

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「にぎり(上)」(千寿司)

33図は11時半頃の局面。
早繰り銀から早い仕掛けを狙う後手に対して、先手は▲4五桂と跳ねだして先に動きを見せました。対して△4四銀なら▲2四歩からの歩交換が予想されます。問題は△2二銀と引かれて、次の△4四歩を見せられたときで、先手は桂を取られる前に激しく動く必要が出て来ます。

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梶浦六段が相手の機先を制するように動いた。