2020年7月の記事

2020年7月22日 (水)

2020072237昼食休憩後から本格的な戦いに突入しました。▲4五桂と跳ねて先手が主導権を握ろうと動きます。以下△3四銀▲7五歩△同歩▲2四歩△8一飛と進みました。

2020072242△8一飛のところで△2四同歩は▲同飛△2三金▲3四飛△同金▲7一銀△7二飛▲6二銀成△同飛▲7一角といった攻め筋がありました。上図、2四歩が刺さったままで桂頭にもキズが残っている後手陣は大丈夫なのでしょうか。しばらく先手の攻めが続くと思われます。

Dsc_0338_2(しばらく受けに回っている梶浦六段)

Dsc_0447(ここ最近の東京は雨が続いていたが、今日は晴れている)Dsc_0448 (外に出た途端にむわっとした暑さを感じた)Dsc_0450 (雨よりも晴れのほうがうれしい。しかし暑い)Dsc_0429(東京・将棋会館前の看板も暑そう)Dsc_0430(鳩森八幡神社。7月24日(金)18時から千駄ヶ谷盆踊り大会が行われるそうだ)

https://www.sendagaya-bonodori.tokyo/

Dsc_0431

202007223612時、この局面で昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲木村54分、△梶浦46分。昼食の注文は梶浦六段が豚肉のBBQソテー(Le carre)、木村王位の注文はありませんでした。対局は12時40分に再開します。

30

戦型は角換わり腰掛け銀に決まりました。上図は後手が△5四銀と先に銀を腰掛けたところ。先手の▲6六歩がやや早い印象ですが、木村王位の工夫といえるでしょうか。今年6月25日に行われた今期竜王戦1組出場者決定戦▲永瀬拓矢二冠-△佐藤康光九段戦と同じ局面を迎えています。以下▲4七銀△7三桂▲4五桂△4四銀▲5八金△6五歩と進みました。本局はどう進むでしょうか。

Dsc_0324

(朝の木村一基王位)

Dsc_0314_2

(9時40分ごろの対局室。両者ともすでに入室してセッティングを済ませていた)

Dsc_0320

(9時42分、両者が向き合う)

Dsc_0328

(木村一基王位)

Dsc_0335

(梶浦宏孝六段)

Dsc_0342

(駒を並べる両者。盤側の左側は本局の読売新聞観戦記を務める大川慎太郎さん)

Dsc_0343(淡々と、力強い駒音を立てて駒を並べていった)

第33期竜王戦決勝トーナメントは着々と進行中。いよいよ1組出場者の登場です。7月22日(水)は木村一基王位(1組5位)-梶浦宏孝六段(5組優勝)戦を中継いたします。
対局は東京・将棋会館「特別対局室」で10時開始。持ち時間は各5時間。先後は振り駒によって決定されます。両者は初顔合わせです。勝者は1組4位の佐藤康光九段と対戦します。
本局の中継は棋譜コメントを睡蓮、ブログを生姜が担当いたします。よろしくお願いいたします。

【読売新聞】
http://www.yomiuri.co.jp/

【竜王戦中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/

2020年7月13日 (月)

Img_1891

Img_1881

梶浦六段は快勝で3回戦進出。

Img_1887

石井六段は力を出せなかった印象だ。

Img_1902

Img_1894

読売新聞解説を担当する飯塚祐紀七段が見守っている。

Img_1909

Img_1885

以上で本局の中継を終わります。
ご観戦誠にありがとうございました。

202007138181手まで、梶浦六段が勝ちました。終局時刻は。終局時刻は20時32分。消費時間は▲梶浦4時間10分、△石井4時間23分。勝った梶浦六段は、次戦で木村一基王位(1組5位)と対戦します。