2018年10月の記事

2018年10月24日 (水)

宮地嶽神社は日本一大きなしめ縄が有名ですが、他にも日本一大きな鈴と太鼓も展示してあります。大鈴は銅製で450キロの重量を誇ります。大太鼓は直径2.2メートルで、制作当時は日本一の大きさでした。どちらも近くで見ると圧倒される逸品です。

Dsc_3297 (日本一の大きさを誇る大鈴)

Dsc_3303 (450キロ、圧倒される大きさだ)

Dsc_3287 (制作当時は日本一の大きさだった大太鼓)

Dsc_3305 (国内で調達した材料で作られている大太鼓。毎年1月1日0時に打ち鳴らされる)

宮地嶽神社のエリアで販売されている松ヶ枝餅は、太宰府天満宮などで食べられる梅ヶ枝餅と似ています。ですが、宮地嶽神社の社紋が三連松模様のため、松ヶ枝餅と命名されました。


20181024g_217時15分頃、図の局面に進んでいます。午前中は後手が角損に近い駒割でしたが、現在は▲桂香△飛の交換まで回復しています。控室では「いつの間にか竜王がよくなっていたという感じでしょうか」といった声が聞かれています。

対局場から車で20分ぐらいの場所に福津市の観光名所があります。新原・奴山古墳群です。昨年7月に新原・奴山古墳群を含む宗像・沖ノ島に関連する遺産群が世界遺産に登録されました。現在41基ある前方後円墳や円墳、方墳は宗像一族のものです。前方後円墳はヤマト王権との関わりが強い有力者の墓であることがうかがえます。宗像一族は王権とのつながりで鉄を求めて朝鮮半島に進出し、沖ノ島での祭祀によって勢力を拡大させました。古墳から沖ノ島で発見されたのと同じ遺品が出土されたことがきっかけとなり、新原・奴山古墳群が世界遺産に登録されたのです。

Dsc_2918 (近くで見るとわかりにくいが、円墳が連なっている)

Dsc_2932001 (世界遺産登録がされたことで作られた石碑)

Dsc_2923 (現地では福津市観光ボランティアガイドの方が説明してくれる)


Dsc_2943
(海に面している古墳は珍しく、新原・奴山古墳群の大きな特徴といえる)

20181024f16時過ぎ、図の局面を迎えました。羽生竜王が7七の金で7六の銀を取り、先手が▲7六同金と応じた場面です。△5五桂の両取りを与えますが、▲5六角と活用する手があります。先手の角が5六にくると後手玉の弱点である2三の地点を狙うことができます。ですので後手は△5五桂以外の手を選ぶことになるかもしれません。羽生竜王は実戦で△3九角を選びました。飛車取りと△5七角成を見た手で、いいタイミングで△5五桂を含みに攻めを組み立てているのかもしれません。控室では「このあとひと山ふた山ありそうですね」といった声が聞かれています。

武富女流初段が巫女さんの衣装を着て大盤解説会に登場しました。会場まで移動しながら撮影や取材が行われました。武富女流初段は「巫女さんの衣装を着る機会はなかなかないと思うのでうれしいです。いい経験をさせていただきました」と笑顔で話しました。本殿に移動して参拝をし「通っていた高校が仏教校でしたので、祈るのではなく、自分が頑張りますと伝えました」と語っていました。
宮地嶽神社では過去にコスプレイベントが開催され、多くのコスプレーヤーが集って撮影会が行われたそうです。

Dsc_3485_2 (本物の巫女さんと見間違えるほど似合っている)

Dsc_3490 (キリッとした表情がいいと好評だった)

Dsc_3532 (多くのカメラを向けられて「はずかしいです」とはにかむ)

Dsc_3580 (本殿をバックに記念撮影)

Dsc_3599 (本殿で参拝する武富女流初段)

Dsc_3601 (報道陣のインタビューに応じる

Dsc_3605 (大盤解説会場に登場し、会場は割れんばかりの拍手に包まれた)

Dsc_3632001 (壇上に上がって局面を見たことで女流棋士の顔つきに戻る)

15時過ぎ、対局室におやつが運ばれました。広瀬八段が「いちごショートケーキ」と「コーヒー」、羽生竜王が「オペラショコラ」と「紅茶」です。

Dsc_3643広瀬八段が注文した「いちごショートケーキ」と「コーヒー」

Dsc_3646 (ブルーベリーのアクセントが利いているショートケーキ)

Dsc_3637羽生竜王が注文した「オペラショコラ」と「紅茶」

Dsc_3640 (金箔がのったゴージャスなショコラ)

20181024e14時40分頃、図の局面を迎えました。後手が△4三桂と角取りに打った場面です。以下▲6四角△6三歩と進みました。先手の角が助からない状況ですが、現状で先手が角得です。広瀬八段が桂打ち以下、どんな手順を用意しているのでしょうか。局面は難所を迎えています。

13時30分、対局が再開されました。手番の広瀬八段は再開されると、すぐに▲6七銀打と自陣に銀を投入しました。

Dsc_3432 (広瀬八段の待つ対局室に羽生竜王が戻ってきた)

Dsc_3459 (巫女さんが羽生竜王にのお盆におしぼりを置く)

Dsc_3449 (羽生竜王は眉間にしわを寄せて盤上を見つめる)

Dsc_3468 (つねに表情を変えない広瀬八段)

Dsc_3444 (なにかを思い出したかのように天を見上げる羽生竜王)

Dsc_3465 (背筋を伸ばして盤上を見つめる広瀬八段)

Dsc_3479 (再開後、すぐに▲6七銀打を着手する広瀬八段)

20181024d12時30分、この局面で広瀬八段が15分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲広瀬5時間23分、△羽生5時間19分。昼食の注文は両者ともに「地魚 海におまかせ 鮨盛り」です。対局は13時30分に再開します。

Dsc_3405_2 (両対局者が注文した「地魚 海におまかせ 鮨盛り」

Dsc_3407 (珍しいかぼちゃがネタの鮨も添えられている)