対局場から車で20分ぐらいの場所に福津市の観光名所があります。新原・奴山古墳群です。昨年7月に新原・奴山古墳群を含む宗像・沖ノ島に関連する遺産群が世界遺産に登録されました。現在41基ある前方後円墳や円墳、方墳は宗像一族のものです。前方後円墳はヤマト王権との関わりが強い有力者の墓であることがうかがえます。宗像一族は王権とのつながりで鉄を求めて朝鮮半島に進出し、沖ノ島での祭祀によって勢力を拡大させました。古墳から沖ノ島で発見されたのと同じ遺品が出土されたことがきっかけとなり、新原・奴山古墳群が世界遺産に登録されたのです。
(近くで見るとわかりにくいが、円墳が連なっている)
(世界遺産登録がされたことで作られた石碑)
(現地では福津市観光ボランティアガイドの方が説明してくれる)
(海に面している古墳は珍しく、新原・奴山古墳群の大きな特徴といえる)