2016年12月の記事

2016年12月 6日 (火)

本局は1日目と2日目の両日、「ニコニコ生放送」と「将棋プレミアム」で完全生中継されます。

◆ニコ生1日目
解説:西尾明六段、聞き手:熊倉紫野女流初段
http://live.nicovideo.jp/watch/lv281372887

248
◆ニコ生2日目
解説:先崎学九段、聞き手:本田小百合女流三段
http://live.nicovideo.jp/watch/lv281373034

185
◆将棋プレミアム
1日目は無料配信(解説なし)
2日目は有料会員限定(解説:村山慈明七段、聞き手:内田晶さん)
https://www.igoshogi.net/shogipremium/live/

249

夕食会の料理をご紹介します。甲府市は山に囲まれた街ですが、「あわびの煮貝」など海産物を使った料理も有名で、マグロの消費量や人口あたりの寿司屋の数は全国トップクラスとのことです。

A272 (おしながき)

A298_2

A306_2

A354_2

A382_2

A390_1

A418_2

A430_2

A453

A467

A498

A542

検分後に夕食会が開かれました。

A314 (荒井秀一・読売新聞東京本社甲府支局長)

甲府支局の支局長をやっています荒井と申します。第29期竜王戦の第6局が昨年に続きまして、ここ甲府で開かれることをたいへんうれしく思っております。常磐ホテルさんには第24期以来、毎年竜王戦の会場を引き受けていただきながら、最初の4局は流局となってしまい、昨年5年目にして初めて対局が実現いたしました。初めての開催にもかかわらず、素晴らしい環境とおもてなしでスムーズに対局を行うことができました。ありがとうございました。最初に対局が予定された第24期は、今回と同じ、渡辺竜王と丸山九段の顔合わせでした。常磐ホテルでの渡辺-丸山戦は、6年越しの実現となりますので、どんなドラマが生まれるのか、楽しみにしております。

本日は公務ご多忙の中、樋口甲府市長が駆けつけてくださいました。甲府市さまは今後、将棋を活用したまちづくりを目指しているとお聞きしております。ぜひこの機会に、将棋を一緒に盛り上げていただければと思っております。この第6局は中村修九段、深浦康市九段という2人の実力者を立会人に迎えて明日から始まります。最高の舞台で、最高の対局者による最高の戦いが見られるものと期待しております。

A330 (樋口雄一・甲府市長)

皆さんこんばんは。甲府市長の樋口と申します。よろしくお願いをいたします。今回は第29期竜王戦七番勝負第6局の関係者食事会にお招きいただきまして、誠にありがとうございます。明日、明後日と、将棋界最高峰のタイトルに位置づけられております竜王戦が甲府の地にて今年も開催されますことを、心から歓迎し、感謝申し上げ、お慶び申し上げるとともに、読売新聞社をはじめ、日本将棋連盟の皆さま方など、多くの方々のご尽力により開催されますことに、心から敬意と感謝の意を表する次第でございます。本当にありがとうございます。

渡辺明竜王に丸山忠久九段が挑戦する今期の竜王戦はどのような展開になるのか、全国の将棋ファンが注目してやまない対局でございます。将棋界を牽引するお二人に、ここ甲府の地で歴史的な名勝負を繰り広げられることを、大いに期待しているところでございます。

さて、本市では、来る平成31年、甲府開府500年の歴史的節目を迎えることになります。武田信玄公のお父さま、武田信虎公がこの甲府の武田神社のところに居を構えたのが、1519年のことでございまして、3年後の2019年に開府500年を迎えるということになります。将来にわたり成長を続けていく、新たな一歩を踏み出そうとしているところでございます。結びに本局の開催にあたり、ご尽力賜りました関係各位に深く感謝を申し上げますとともに、この甲府対局が将棋ファンの記憶に残る素晴らしい対局になりますことを祈念申し上げまして、あいさつとさせていただきます。

A343 (中村修九段が乾杯の音頭をとり、夕食会が始まった)

こんばんは。日本将棋連盟の中村と申します。この竜王戦もいよいよ第6局ということで、本当に盛り上がってまいりました。対局者の2人がストレスなく、普段の将棋が指せるように、見守りたいと思っております。読売新聞社さま、甲府市長さま、ありがとうございます。それでは、明日の対局が素晴らしい将棋になりますように、乾杯をさせていただきます。

17時ごろから検分が行われ、空調の具合などが確認されました。部屋には備え付けの暖房がありますが、それとは別に、渡辺竜王には電気ヒーター、丸山九段には扇風機が用意される予定です。

A189 (渡辺竜王)

A205 (丸山九段)

A216 (封じ手は写真奥の部屋で書く。ペンを走らせる音が聞こえないよう、ふすまは閉められる)

A168 (ホテル側の配慮で両者にひざ掛けが用意された)

A247 (駒は掬水作、水無瀬書)

A269

※このあと関係者のみの夕食会が予定されています。

関係者一行はJR新宿駅から「特急かいじ」に乗り、甲府に向かいました。

A121 (丸山九段を新宿駅で撮影。渡辺竜王は途中駅から乗車した)

A116 (中村修九段)

A102 (深浦九段)

A108 (荒田三段)

A089 (特急かいじ)

第29期竜王戦七番勝負(読売新聞社主催)は渡辺明竜王が3勝、挑戦者の丸山忠久九段が2勝で第6局を迎えました。渡辺竜王が勝てば防衛、丸山九段が勝てばフルセットに持ち込まれます。

第6局の先手は渡辺竜王。2016年12月7・8日(水・木)に山梨県甲府市「常磐ホテル」で指されます。対局開始は9時。持ち時間は各8時間。昼食休憩は12時30分から13時30分。1日目の18時以降に封じ手となります。立会人は中村修九段、読売新聞解説は深浦康市九段、記録係は荒田敏史三段、観戦記担当は藤田麻衣子さんです。

棋譜コメントは文記者、ブログ更新は牛蒡が担当します。よろしくお願いします。

【YOMIURI ONLINE】
http://www.yomiuri.co.jp/

【常磐ホテル】
http://www.tokiwa-hotel.co.jp/

【棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/29/ryuou201612070101.html

A545

2016年12月 2日 (金)

Dsc_0666 (大盤解説会場から戻った両対局者は対局室で感想戦を行った)

Dsc_0678

Dsc_0702 

Dsc_0685 (本局は▲6五歩から果敢に仕掛けた丸山九段だったが……)

Dsc_0706

Dsc_0709

Dsc_0711

Dsc_0715

Dsc_0721 (感想戦は20時23分に終了した)

本局の中継は以上で終了します。ご観戦ありがとうございました。第6局をお楽しみに。

Dsc_0626 (▲6四と(79手目)の局面を渡辺竜王は「ギリギリ」、丸山は「自信がない」と話した。▲6四とからしばし大盤を使って検討された)

Dsc_0631 (厳しい表情で大盤を見る渡辺竜王)

Dsc_0638

久津女流二段 1局を振り返って、丸山九段いかがでしたか。

丸山九段   ちょっと、どこで苦しくしたか。角の上下運動をしすぎたんですかね。分からなかったです。

久津女流二段 渡辺竜王はいかがですか。

渡辺竜王   駒組みが難しい将棋だったのですが、▲6五歩で戦機をつかまれてしまったので、先に△7五歩と突くべきだったかもしれません。そのあとは、どう食らいつくかという将棋でした。
 

Dsc_0602 (激闘を繰り広げた両対局者。疲労の色が濃い)

Dsc_0608 (第5局を制し、防衛まであと1勝とした渡辺竜王)

Dsc_0620

Dsc_0623 (終盤、追い上げた丸山九段だったが……)
 

20161202amaruyamawatanabeakiratoury第5局は渡辺竜王が制しました。終局時刻は18時50分。消費時間は、▲丸山7時間59分、△渡辺7時間46分。

勝った渡辺竜王のシリーズ成績は3勝2敗。防衛にあと1勝に迫りました。第6局は12月7、8日に山梨県甲府市「常磐ホテル」で行われます。