2015年7月の記事

2015年7月13日 (月)

__kifu_for_windows_pro_v6_63_13__tx
図は開始から20分の局面。藤井九段が向かい飛車から角交換。戦型が決まった。図の局面の同一は過去に7局あり藤井九段の名前が4局ある。他には佐藤康光九段が2局、高崎一生六段が1局採用している。
藤井九段の4局の勝率は2勝2敗で五分だ。

Dsc_0020 (開始前、目を閉じて気持ちを落ち着かせる藤井九段)

第28期竜王戦(主催・読売新聞)は決勝トーナメント進行中。7月13日(月)10時に東京・将棋会館「特別対局室」にて行われるのは藤井猛九段(1組5位)-永瀬拓矢六段(4組優勝)戦。持ち時間は各5時間。先後は振り駒で決定される。

20150712_215843
本局の勝者は1組4位の佐藤康光九段と対戦します。

インターネット中継は棋譜コメント入力は銀杏、ブログを吟が担当します。どうぞよろしくお願いします。

【YOMIURI ONLINE】
http://www.yomiuri.co.jp/

2015年7月10日 (金)

0710_77 図の局面、後手玉は▲5三桂成以下の詰めろです。5三金を逃がすしかありませんが、△4四金は▲同角で受けにならず、△5四金は▲2一角成が▲6二角成△同金▲5三銀△同金引▲同桂成△同玉▲4五桂以下の詰めろになります。駒を取りながら詰めろが続く、非常に厳しい寄せです。


B294 (渡辺棋王が寄せの網を絞っている=写真は朝撮影)

0710_68 後手玉は5二で不動のまま、△6一桂、△4二金寄と守備駒を集めて耐えています。△4一玉が入ればさらに頑張りが利きそう。一息つければ△7七香で反撃する楽しみがあります。先手はそれを許さず、寄せの網を絞っていきたいところ。


0710_60 先手は取られそうだった9七桂を8五に跳ね、後手は駒台にあった桂を6一に打ちつけました。△6一桂は持ち駒を使い果たしてつらい受け。形勢は先手よしです。


B138 (19時20分、新宿方面の夕景)