図は10時30分過ぎの局面。早いペースで角換わりに進んでいます。
(27手目▲7九玉までの局面。消費時間は▲稲葉11分、△豊島1分。)
図は10時30分過ぎの局面。早いペースで角換わりに進んでいます。
(27手目▲7九玉までの局面。消費時間は▲稲葉11分、△豊島1分。)
この局面で斎藤六段の勝ちとなりました。終局時刻は22時40分。消費時間は▲千田4時間59分、△斎藤4時間55分。勝った斎藤六段は、次戦で永瀬拓矢六段(4組優勝)と対戦します。
22時30分を回りました。棋士室では△5五角の評判がよく、102手目△8七歩で「後手勝勢」との見解です。この歩は△8八金以下の詰めろになっています。
千田五段は▲4二銀△2一玉▲3二桂成△同金▲同銀不成から最後の追い込みをかけます。
時刻は22時を回りました。棋士室の見解が混沌とする中、斎藤六段は93手目▲8八玉の局面で、残り時間24分の内19分を費やします。
その長考の末に選んだ順は△3二歩▲4一銀△7九銀▲9八玉△5五角。
この最終手の△5五角は、棋士室の検討にも出ませんでした。この手に対し、今度は千田五段が長考に沈んでいます。