2014年10月の記事

2014年10月31日 (金)

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上図は糸谷七段が2八の角で4六の歩を取ったところです。控室では▲4六同金の一手だと思われていますが、長考しています。持ち時間の差が広がっていると見られています。

畠山七段は「封じ手で▲2四歩と勢いよく指しましたが、▲2三歩(67手目)、▲6六角(69手目)に続いて考えていて、時間の使い方が不自然に思います」。

「取る一手のところで長考するのはどういうときですか」と尋ねたところ、「私は取る一手のところで考えることはあまりありませんが、強いて言うなら調子のよくないときですね。あえて手順の長い変化を考えて決断します」と心理を語ってくれました。

検討ではその後、▲4六同馬以外に▲4三歩△同飛▲1一角成△4七馬▲4四香が指摘され、継ぎ盤が動かされています。

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(チャリティー指導対局が始まっている。指導料は東日本大震災復興支援金として寄付される)

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(脇謙二八段)

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(大石直嗣六段)

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(船江恒平五段)

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(高浜愛子女流3級)

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(10時半、大盤解説会がスタートした。開始時点で来場者は既に100人を超えている)

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(初めに解説するのは山崎隆之八段。糸谷哲郎七段と同郷・同門の兄弟子だ)

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(聞き手を務める室田伊緒女流二段)

10時のおやつは昨日と同じく、森内竜王の注文はなく、糸谷七段のみ注文がありました。

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(糸谷七段の10時のおやつは「きな粉と抹茶のわらび餅」とアイスコーヒー。黒蜜がついている)

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昨日と今日、糸谷七段が注文した3種のおやつは全て帝国ホテル大阪にあるレストラン「なだ万」のものです。なお昨日森内竜王が3時に食したおやつ(マンゴープリン)は「ジャスミンガーデン」のデザートです。

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(大盤解説会に出演する棋士が検討している)

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しばらく盤を見つめていた大石直嗣六段「……どっちの手番?」
船江恒平五段「今まで何を考えていたの」
大石直嗣六段「いや、ぼーっとしていました」

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(村田智穂女流二段と室田伊緒女流二段が検討している)

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(山崎隆之八段)

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(高浜愛子女流3級と脇謙二八段)

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(封じ手を開封する時間になった)

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(桐山清澄九段が封じ手にはさみを入れる)

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(封じ手▲2四歩が指されたあと、一礼して2日目の対局が始まった)

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(▲2四歩を見て考える糸谷哲郎七段)

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(封じ手用紙)

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(持ち駒の歩が赤丸で囲まれている)

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(森内俊之竜王)

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(糸谷哲郎七段)

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(1日目の指し手を再現する。初手は森内竜王の▲7六歩)

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(4手目、△8八角成で一手損角換わりに)

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(池永天志三段が指し手を読み上げていく)