2013年8月の記事
2013年8月 6日 (火)
夕食休憩に入る
不思議な展開
一直線
決断のぶつけ
長考
15時30分、郷田九段が長考に沈んでいる。郷田九段は棋界有数の長考派。2008年の決勝トーナメントにおける二人の対局でも、右図から△2五桂(41分)▲4五歩(87分)△5三銀(8分)▲6七金(41分)と郷田九段は2手に2時間以上を費やしたことがあった。
構想の立て方
15時、図の局面で郷田九段が時間を使っている。中継室には吉田正和五段が訪れているが、「先手がどう指すか難しい」と話す。「▲4五銀とぶつけたいのですが、△6三銀と引かれて大したことがなさそうです。後手は金をくっつければいいので指し手がわかりやすいですね。先手はどうやって角を使うかが問題です」と吉田五段。
後手は△5一金~△4二金上~△8四角と進めれば攻守ともに満足の構えになる。機を見て△6五歩と戦いを起こせばすべての駒が働く展開になる。対する先手は後手の態勢が万全になる前に動きたいところではあるが、囲いが薄く不安が残る。また、角がなかなか参加しにくい形で、ここから駒をどう使っていくかがポイントになりそうだ。
後手は△5一金~△4二金上~△8四角と進めれば攻守ともに満足の構えになる。機を見て△6五歩と戦いを起こせばすべての駒が働く展開になる。対する先手は後手の態勢が万全になる前に動きたいところではあるが、囲いが薄く不安が残る。また、角がなかなか参加しにくい形で、ここから駒をどう使っていくかがポイントになりそうだ。