2012年7月の記事

2012年7月24日 (火)

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△4七角成とする前例もありましたが、稲葉六段は△1三歩を選びました。先手から▲1三香成と攻め続けられるかもしれないだけに、決断の一手と言えそうです。△1三同玉には▲6五歩△同銀▲4六角の王手飛車狙い、△1三同桂には▲1四歩から玉を引っ張り出されます。局面の分岐点だけに、三浦八段が長考に沈んでいます。

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△7五歩。ここで△6九角と打ったのが2003年竜王戦七番勝負第7局▲阿部隆七段(当時)-△羽生善治竜王(当時)です。以下▲4八飛△7五歩▲7九金と進みました。途中は先手が優勢だったものの、羽生竜王(当時)が逆転勝ちを収めています。

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12時10分、図の局面で稲葉六段が35分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲三浦12分、△稲葉1時間38分。昼食の注文は三浦八段が「ヒレカツ定食(ライト)」(ふじもと)、稲葉六段が「冷やし中華」(ほそ島や)。対局は13時に再開されます。

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(ふじもとの「ヒレカツ定食のライト」)

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(ほそ島やの「冷やし中華」)

稲葉陽(いなば・あきら)六段は1988年8月8日生まれの23歳。順位戦は竜王戦は4組、C級1組。兵庫県西宮市出身。井上慶太九段門下。棋士番号269。2000年、6級で奨励会入会。2008年、四段昇段(プロ入り)、2012年六段。竜王戦決勝トーナメント入りは3回目(第20期竜王戦、第22期竜王戦)。

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