2012年7月の記事

2012年7月31日 (火)

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Photo_14 本日、東京・将棋会館の対局立会人を務めるのは堀口弘治七段。

9手目▲5八金右までの局面【図】について、感想を伺いました。

堀口七段「現局面、後手は手が広いですね。少し例を挙げるだけでも、△9五歩と端を詰めるか、△4二飛と回るか。それとも△3三銀と居飛車で普通の駒組みをするかなど、色々な候補手があります。丸山さんは少し考えていますが、早くも今後の大きな方針を決める局面を迎えているのです」

また、堀口七段は、コンピューターのデータベースで本譜の8手目△9四歩でプロの公式戦における前例がなくなったことを確認すると「後手は一手半の損をしていますからね。(今は)昔とは将棋の考え方が変わってきている」とコメント。

早くも未知の局面に突入した本局、どのような展開になるのでしょうか。

4_2第25期竜王戦決勝トーナメント、丸山忠久九段-三浦弘行八段の対局が開始されました。
振り駒の結果は、三浦の振り歩先で「歩」が3枚。三浦の先手で、定刻通りに始まっています。

対局は、後手の丸山が4手目に△8八角成と角交換。一手損角換わりの立ち上がりになりました。

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(朝の将棋会館)

おはようございます。本日は第25期竜王戦の決勝トーナメントから、丸山忠久九段(1組4位)-三浦弘行八段(1組5位)の対局をリアルタイムでお届け致します。
この対局の勝者は、次に深浦康市九段と挑戦者決定三番勝負の進出をかけて戦います。

棋譜・コメントは烏、ブログ記事は梅が担当します。
本日も、1日対局中継をお楽しみ下さい。

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(将棋会館入り口、棋士もここを通って対局室に向かう)

2012年7月30日 (月)

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本局の棋譜

本日の中継はこれで終了いたします。
ご観戦誠にありがとうございました。

明日7月31日(火)は、準々決勝 丸山忠久九段-三浦弘行八段戦をお送りいたします。
どうぞお楽しみに。

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先手は△4二歩に▲3一飛と下ろしました。
この手は次に▲8四桂△7一金▲3二飛寄成で次に▲4一飛成△6一玉▲4三竜の必至の狙いがあります。
後手からは△2六歩が厳しい筋。次に△2七歩成としても詰めろではありませんが、後手の持ち駒に桂1枚入れば先手玉に詰み筋が生じます。難解な終盤戦です。

21時25分頃の局面。残り時間は▲山崎31分、△飯島28分。