2011年11月7日の記事

2011年11月 7日 (月)

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(両対局者退場後、山崎七段の司会で対局の展望が語られた)

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(淡路仁茂九段)
ここまでの2局を通して、ここまで竜王の強さが際立っていますね。丸山さんは第1局にミスがあり、それを引きずられているかなという印象はあります。ただ、流れが変われば結果が大きく変わってくると思う。そういう意味では明日の将棋は大変興味深いです。

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(阿久津主税七段)
(山崎七段に「渡辺竜王はプライベートではどんな方ですか」と振られて)渡辺竜王とは奨励会が同期で、年齢は私が2つ上です。随分長いことお付き合いさせてもらっているんですが、将棋の話はあまりしていないんですよね。趣味が競馬と同じということで、その話をよくさせてもらっています。競馬の方は勝負師というより「勝」が抜けて「負師(まけし)」になっています。

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(村田顕弘四段)
(初めてのBS解説に)すごく緊張しています。ただ、(富山県魚津市出身で)会場に昔からお世話になっている方々がたくさんいらっしゃるので心強いです。(渡辺竜王と丸山九段の強さについて)渡辺竜王とは公式戦で2度戦う機会に恵まれたのですが、いずれも完敗で特に終盤力の差を痛感させられました。丸山九段とはまだ対戦の機会が無いのですが、序盤の研究が隅々まで行き届いているという印象があります。

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【渡辺明竜王】
富山県には何回か来ているのですが、対局では5年前に宇奈月温泉で指しまして(2006年10月31日~11月1日、第19期竜王戦第2局佐藤康光九段戦。対局場は宇奈月温泉の延対寺荘だった)、そのときは残念ながら負けてしまいました。今回はそれを払しょくできるように頑張りたい。黒部はトロッコ電車が有名だと聞いております、5年前は観光もしたいなと思ったのですが叶いませんでした。今回は時間を作ることができれば、紅葉などを楽しんで帰りたいです。前回の宇奈月での対局は、負けてしまったのですが、熱戦で大盤解説会に来られたお客様に楽しんでいただけるような内容でした。今回もそのような将棋を指せるように頑張りたいです。

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【丸山忠久九段】
宇奈月には以前、棋王戦の対局を指しに来たことがあります。結果はちょっと覚えていませんでして(笑)覚えてないということは……(場内笑い)。今日改めて富山に来ましたが、山が多くだから富山という名前なのかなと思った次第です。このような素晴らしい所で対局ができるので、私も頑張って良い将棋が指せるようにしたいです。

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(さて誰でしょう)

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(左から)渡辺明竜王、丸山忠久九段、淡路仁茂九段(立会人)、山崎隆之七段(解説)、伊藤和夫三段(記録係)、阿久津主税七段(BS解説)、村田顕弘四段(BS解説)

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(対局者に贈られた花束と記念品)

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(花束贈呈)

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(両対局者が入場)

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中川俊哉・読売新聞北陸支社長
黒部で竜王戦が行われることを大変嬉しく思っております。黒部は水に空気に料理がおいしく、今日は飲み過ぎはダメですがお酒もおいしいです。温泉もありますので両対局者はこれまでの対戦の疲れを取られまして、明日の対局に備えて欲しいです。

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堀内康男・黒部市長
宇奈月温泉は今年で開湯88年、トロッコ電車は開業40周年を迎えました。そのような記念すべき年に、最高峰のタイトル戦が黒部で行われること大変嬉しく思っています。竜王戦はこれまで多くの名勝負が行われてきましたが、明日の対局も歴史に残る勝負になることを期待しております。

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(観戦記の高野秀行六段、BS解説の阿久津主税七段・村田顕弘四段らも参加)

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村上義和・日本将棋連盟富山県支部連合会会長
明日は大熱戦になること間違いなしだと思います。大盤解説会では阿久津主税七段と、地元のホープである村田顕弘四段(富山県魚津市出身)が登場します。どのような解説会になるのか楽しみでなりません。

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森岡英一・黒部市議会議長(乾杯のあいさつ)
明日、お二人が力を発揮されまして、悔いのない将棋を指されること、そして、宇奈月という場所がいつまでも心に残りますようにお祈りいたします。

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(両対局者が揃い、検分が行われた)

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(渡辺明竜王)

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(丸山忠久九段)

用意された盤駒に問題はありませんでしたが、第2局に引き続き丸山九段から照明にリクエストがあり、検分終了後に調整することになりました。
このあと18時半から前夜祭が行われます。

17時から検分が行われました。

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(用意された駒に見入る立会人の淡路仁茂九段)

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(読売新聞社の西條耕一記者と小田尚英記者も)

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(解説の山崎隆之七段。山崎七段の向こう側にいるのは、駒を提供した亀畑明廣さん)

こんにちは。第24期竜王戦七番勝負第3局は11月8日(火)、9日(水)に富山県黒部市「宇奈月国際ホテル」にて行われます。
本局の模様は棋譜・コメントを太郎記者、ブログを翔が担当してお届けいたします。どうぞよろしくお願いいたします。

両対局者をはじめとした東京組は新幹線と特急を乗り継いで富山駅に到着。少し前に先に到着していた大阪組と合流してバスでホテルに向かいました。

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(富山駅にて、立会人の淡路仁茂九段と解説の山崎隆之七段)

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(ホテルに到着した渡辺明竜王)

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(丸山忠久九段)

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(ホテルから見える風景)

(翔)