カテゴリ

2023年6月 8日 (木)

ベトナム観光 ホイアン旧市街1

ダナンからホイアンに移動。ホイアンは16世紀後半に国際貿易港として栄えました。日本との交流は古くからあり、1593年に日本人が日越友好の証として架けた来遠橋(日本橋)がいまも残っています。徳川家康の行った朱印船貿易により、交流はさらに密になり、多くの日本人がホイアンに移住しましたが、鎖国政策が始まると往来は途絶えました。

Dsc_5797(朱印船のレプリカの前で記念撮影)

Dsc_5815_3 

Dsc_5818_2  

Dsc_5837 

Dsc_5859 (道の両側に土産物屋が立ち並ぶ)

Dsc_5877 

Dsc_5887 

Dsc_6125 

Dsc_6233(日本橋の内部。外観は工事中で見られなかった)

Dsc_6205 

Dsc_6394_2 
(牛蒡)

ベトナム観光 五行山2

洞窟を出たあとは、エレベーターで山の上へ。ここでも寺院や洞窟を巡りました。

Dsc_5620(岩山が5つほど集まっている。五行山の名の由来のようだ)

Dsc_5640(手にしているのは師弟扇子。杉本昌隆八段は漸、藤井棋聖は進と揮毫した)

Dsc_5651 

Dsc_5656 

Dsc_5662(寺院の裏手にも小さな洞窟がある。そこにはシャンチーを指す石像があった)

20230606dsc_5682_2 

Dsc_5700_2 (シャンチーは将棋と同じくチャトランガ系のゲームで、ベトナムや中国で盛ん)

(牛蒡)

ベトナム観光 五行山1

続いてダナンの五行山へ。ダナンを含むベトナム中部沿岸には、2世紀後半からチャム族が築いたチャンパ王国があり、五行山ではチャム族が信仰したヒンドゥー教独特の模様やレリーフが見られます。グエン王朝の繁栄とともにチャンパ王国は終焉を迎えて以降、五行山に建立された寺院には、清(中国)の影響から中国の建築様式が取り入れられています。

Dsc_5487(バスを降りて、まずは洞窟へ)

Dsc_5494(洞窟を前にして笑顔の藤井棋聖)

Dsc_5499 (佐々木七段も同じだ)

Dsc_5507(いざ洞窟へ)

Dsc_5516(内部は天井が高い)

Dsc_5534(ガイドの方の説明を受ける藤井棋聖)

Dsc_5539 

Dsc_5583(ベトナム戦争の爆撃により、穴が開いているところもある)

Dsc_5560
(牛蒡)

ベトナム観光 リンウン寺 

対局翌日の6日、対局者は関係者一行とベトナム観光に出かけました。まず向かったのはダナンのリンウン寺。2010年に創建。小高い山の中腹にあり、市街を一望できます。67メートルもあるレディブッダは、台風などの自然災害からダナンを守るという願いを込めてたてられたそうです。

Dsc_5128(移動中のバスの車窓から)

Dsc_5173 

Dsc_5192(社殿で祈りをささげる藤井棋聖、佐々木七段、小林健九段)

Dsc_5206 

Dsc_5259 

Dsc_5318 

Dsc_5241 

Dsc_5408 

Dsc_5347 

Dsc_5421
(牛蒡)

2023年6月 5日 (月)

感想戦

Dsc_5085 

Dsc_5094 

Dsc_5101 

Dsc_5110
(牛蒡)

大盤会場へ

感想戦の前に大盤会場へ移動。本局を振り返りました。

Dsc_5055 

Dsc_5013 

Dsc_5049 

Dsc_5071
(牛蒡)

終局直後

Dsc_4974(初戦を制した藤井聡太棋聖)

――序盤について。
藤井 前例のある形なので少し速めに進めていたところはありました。

――どのあたりまで研究していたか。
藤井 ▲4五歩(59手目)のところで手が広いかなと思っていました。

――▲6二金(67手目)は1時間8分の長考で指した。
藤井 △4四桂(66手目)に▲3六銀△同桂▲同金△3三桂で飛車を取れる形なんですけど、上部が抜けてしまって(後手玉が)捕まらないかなと思ったので。本譜は予定変更でした。

――▲5二と(85手目)から▲6七銀(89手目)のあたりの意図について。
藤井 △4五角(84手目)の局面で考えていて、▲3六歩△6七金に玉をかわすというのが、もちろん第一感だったのですが、その先の変化がどうなっているのか分からなかったので。本譜は何というか、粘りにいっているような手順なので成算がないまま指していました。

――どこで成算を持ったか。
藤井 ▲8二飛(99手目)のあたりで駒得が見込める形で、指しやすくなったと思いました。

――本局全体について。
藤井 お互いの玉が極めて不安定な形で戦いが続いて、距離感を測るのが難しい将棋だったかなと思います。

――第2局に向けて。
藤井 第2局以降は先後が決まっての対局になるので、しっかり準備をして、いい状態で臨めればと思います。

――ベトナム、ダナンでの対局について。
藤井 自分にとって初めての海外対局で、こちらに来る前はどんな感じなのかなと思っていたのですが、実際に来てみると、素晴らしい環境を用意していただいていて、気持ちよく対局できたかなと感じています。

Dsc_4986(佐々木大地七段のタイトル戦は黒星スタートになった)

――序盤の研究について。
佐々木 そんなに深い研究ではなくて、お互い手が広いという認識でした。手探りで進めていました。

――△4四桂(66手目)は長考して指した。
佐々木 飛車が狭い形で、玉も不安定で忙しいので、バランスをどう取ればいいか難しかったです。実際に指してみると嫌みが多く、急所が見えなかったです。

――時間配分について。
佐々木 互角を保っていくのが難しくて、時間を多めに使ってしまったというのはあります。終盤で一瞬、難しいかなと思う局面もあったんですけど、そこですぐに悪手を指した気がします。そのあたりを含めて課題が多いと思います。

――本局全体について。
佐々木 大局観だったり形勢判断の部分だったり、局面の急所が見えていなかったと思うので、ちょっと力不足を感じる内容でした。

――初めてのタイトル戦、その第1局だった。
佐々木 和服を着て、新鮮な気持ちで戦えたと思います。ただ、慎重になりすぎる部分も多かったかなというところで大舞台の難しさを感じました。

――第2局に向けて。
佐々木 厳しいスタートになってしまいましたが、番勝負ということで、気持ちを切り替えて万全の準備をして戦えるようにしたいと思います。

――ベトナム、ダナンでの対局について。
佐々木 近年は海外対局がなかったので、このタイミングで対局できてうれしいですし、充実したスタッフの方々の対応だったり食事だったり、(おかげで)集中して対局できたと思います。

Dsc_4994 

Dsc_4981
(牛蒡)

=== Copyright (C) 2009 >>> The Sankei Shimbun & Japan Shogi Association === All Rights Reserved. ===