カテゴリ

第89期棋聖戦五番勝負第4局

2018年7月10日 (火)

第5局は7月17日(火)に対局

Dsc_1595

五番勝負第4局は羽生棋聖が制し、決着は第5局に持ち越しとなりました。
第5局は、1週間後の7月17日(火)に東京都千代田区「都市センターホテル」で行われます。
本日はご観戦いただき、ありがとうございました。

(睡蓮)

感想戦

Dsc_1555_2 (大盤解説会場をあとにし、再び対局場に。少し先をいく羽生棋聖を豊島八段が追いかける)

Dsc_1559 (改めて初手から感想戦)

Dsc_1602(観戦記者の言葉に耳を傾ける豊島八段)

Dsc_1623

Dsc_1631

Dsc_1633(口元に手を当てて考え込む羽生棋聖)

Dsc_1637

Dsc_1645

(睡蓮)

大盤解説会場へ

主催者インタビュー後、両対局者は感想戦の前に大盤解説会場に出向きました。

Dsc_1491_2 (ファンの皆さんの大きな拍手が羽生棋聖と豊島八段を迎える)

Dsc_1497 (本局について感想を述べる羽生棋聖)

Dsc_1511 (豊島八段)

Dsc_1523(村山七段が進行役になって、大盤上での感想戦に。羽生棋聖は「いいですよ」といいつつ自ら駒を動かして熱心に検討していた)

(睡蓮)

終局直後

Dsc_1447 (羽生棋聖はコップの飲み物に口をつけていた)

Dsc_1453 (うつむきがちに主催者インタビューに答える)

◇羽生棋聖の談話

――本局を振り返っていかがですか?

羽生 ちょっと難しい展開だとは思ったんですが、ただ……。攻め込まれる展開になって、何かあったらまずいかなと思いながら指してましたね。

――ポイントになった局面はありますか?

羽生 いやー、何かちょっとそうですねー……。お昼休み前に▲2二歩(63手目)と打った手とかはもしかしたら危なかったのかもしれません。ほかに適当な手がちょっと分からなかったので。

――これで2勝2敗のタイになりました。来週に第5局ということになりまして、羽生棋聖に関しては棋聖11連覇、タイトル通算100期が懸かります。

羽生 最終局なので、悔いが残らないように指せたらいいなと思います。

Dsc_1485 (豊島八段。第4局で決めることはできなかった)

◇豊島八段の談話

――本局を振り返っていかがですか?

難しいかなと思って指していたんですが、途中からちょっとまずくなってしまって。元々まずかったのか、▲7五角(95手目)と打たれたときの対応を間違えたのかもしれません。

――序盤はかなりテンポよく指されていましたが、研究の範囲内だったのでしょうか?

豊島 そうですね。この形になったらこう指そうと思っていたので。

――70手目の△5五角で49分、続いて72手目の△6八銀で1時間17分。連続で長考されましたが、この辺りはご自分ではどのように感じられていたのでしょうか?

豊島 △6八銀と打つ手はかなり危ない手なので。ただ、△8五歩と単に合わせる手は自信がありませんでした。△6八銀もそこまでいける感じはしなかったんですけれども、仕方ないかなと。

――本局で敗れはしましたが、まだ来週の第5局に勝てば初タイトルです。意気込みをお願いできますでしょうか。

豊島 そうですね。気持ちを切り替えてまた頑張りたいと思います。

(睡蓮)

羽生棋聖が勝って最終局に

20180710a_3

この局面で豊島八段が投了しました。終局時刻は19時8分。消費時間は▲羽生3時間57分、△豊島3時間59分。羽生棋聖が勝って2勝2敗になり、決着は最終局に持ち越されました。第5局は7月17日(火)に東京都千代田区「都市センターホテル」で行われます。

(琵琶)

羽生棋聖が決めに出る

20180710v時刻は19時。現局面はまた羽生棋聖がはっきりよくなっています。あとはどう決めるかという状況のようです。残り時間はともに3分。

(睡蓮)

混沌

20180710u図は18時25分頃の局面。豊島八段は角銀との2枚換えで飛車を手にしてから△2二玉と7五角のラインをかわし、△6五桂と銀を取る手や△7一飛と自陣の飛車を活用する手を可能にしました。ここまで進むと先手がまとめきるのも簡単ではないようで、控室の森下九段と屋敷九段は混沌とした状況になってきたと話しています。

Dsc_1365 (豊島八段。巧みに粘ってチャンスを待つ)

(睡蓮)

羽生棋聖が優勢に

20180710s_2

図は17時35分頃の局面。先手が▲8六金と桂を取ったところです。ここで△6五桂は▲3三桂と打つ手が厳しいため(以下△3三同金は▲4二銀)、現状は後手の豊島八段がかなり苦しくなっていると見られています。

Dsc_1196 (羽生棋聖が一歩抜け出したようだ)

(睡蓮)

17時過ぎの大盤解説会

時刻は17時を回りました。現地大盤解説会では、村山七段・宮宗女流二段ペアが壇上で解説しています。

Dsc_1438

Dsc_1432 (村山七段。下図の局面について、激戦ながら羽生棋聖が少しよくなってきているのではないかと話していた)

20180710q(睡蓮)

寺泊・魚の市場通り(2)

Dsc_0124 (名物の浜焼き)

Dsc_0129 (焼き立ての魚介をその場で楽しめる)

Dsc_0167 (こちらは番屋汁。浜の番小屋で漁師に食べられていた味噌仕立ての鍋だ)

Dsc_0171 (もちろん、食事処も充実。刺身定食を注文してみた)

Dsc_0177

Dsc_0146_2 (寺泊の海)

(睡蓮)

=== Copyright (C) 2009 >>> The Sankei Shimbun & Japan Shogi Association === All Rights Reserved. ===