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2023年6月22日 (木)

前夜祭(2)

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堀洋・産経新聞大阪本社編集局長 「第1局のダナンでは観光も入り、柔らかい様子の映像も見られました。海外のメディアでも扱われ、グローバルになってよかったかなと思います。藤井棋聖にとって今回の番勝負は、八冠王を狙うために絶対落とせないタイトルです。対する佐々木七段にとっては、初タイトル獲得に向けた挑戦です。やや有利とされる先手番で、どのような将棋を指すのか。明日の対局が、五番勝負の行方を占うのかもしれません」

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井上慶太・日本将棋連盟常務理事 「藤井さんが初めてタイトルを獲得されたのが3年前。わたしも関西将棋会館で、その瞬間を拝見しました。あれから3年で、もう七冠とは……。すごいですね。対して、佐々木七段は棋聖戦と王位戦のダブル挑戦で売り出し中の若手で、素晴らしい好青年です。ふたりの熱い戦いを楽しみにしたいと思います」

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(花束贈呈)

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(ホテルスタッフから両対局者に花束が贈られた)

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(記念撮影)

(書き起こし=武蔵、写真=翔)

前夜祭(1)

18時よりホテルニューアワジ内で前夜祭が開催されました。前期まではコロナ禍のため食事を伴う前夜祭は中止されていて、淡路対局での立食形式での前夜祭は4年ぶりです。

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(関係者席と一般席の間に規制線が設けられた)

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(佐々木大地七段と藤井聡太棋聖が入場)

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谷政智・淡路島棋聖戦実行委員会会長「ふたりの対決は、将棋界の頂上決戦といっても過言ではございません。明日の第2局をこの淡路島で開催され、五番勝負の行方がとても楽しみです」

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上崎勝規・洲本市長 「洲本という場所で素晴らしい対局が行われるのは、地元を代表してとてもうれしく思っています。淡路は温暖な気候、豊かな自然がしっかりと残ります。そして何より食べ物がおいしい。この対局場にお越しいただきました両対局者を、心から歓迎します」

(書き起こし=武蔵、写真=翔)

記念撮影

検分に先立って、ホテル内の2か所で記念撮影を行いました。

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(翔)

検分

両対局者は空路と陸路でそれぞれ現地入り。16時半頃に検分が行われました。

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(検分)

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(藤井聡太棋聖)

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(佐々木大地七段)

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(検分は順調に進み、短時間で終了した)

(翔)

第94期ヒューリック杯棋聖戦第2局

藤井聡太棋聖に佐々木大地七段が挑戦する第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第2局は6月23日(金)に兵庫県洲本市「ホテルニューアワジ」で指されます。持ち時間は各4時間。12時から13時まで昼食休憩。立会人は福崎文吾九段、記録係は大林真央人二段(矢倉規広七段門下)。産経新聞の観戦記は本間博七段が執筆します。第2局の先手は佐々木七段です。

棋譜コメントは武蔵、ブログ更新は翔が担当します。よろしくお願いします。

【主催=産経新聞社】
https://www.sankei.jp/
【特別協賛=ヒューリック株式会社】
https://www.hulic.co.jp/
【第2局 棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/94/kisei202306230101.html

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(記念撮影に臨む両対局者。ここはベトナムではない)

(翔)

2023年6月 8日 (木)

ベトナム観光 ホイアン旧市街3

自由行動の後、対局者は在ダナン日本国総領事館を訪れ、矢ヶ部総領事らと懇談しました。その後、夜にダナン国際空港から出国し、7日の朝に成田国際空港に着きました。以上でベトナム対局の記事追加を終わります。ありがとうございました。

【矢ヶ部総領事の日本将棋連盟一行との懇談|在ダナン日本国総領事館】
https://www.danang.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00283.html

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Dsc_6169(対局者を追うのは、ここまで)

Dsc_6354(木村九段と野原女流初段)

Dsc_6285(鈴木九段と加藤桃女流三段)

Dsc_6338(小山直四段も合流)

Dsc_6323(既視感のあるサイズの扇子を購入した小山直四段)

(牛蒡)

ベトナム観光 ホイアン旧市街2

ホイアンの名店「MORNING GLORY」で昼食。おいしい料理ばかりで好評でした。対局者は昼食後にインタビューを受けたあと、しばらく自由行動に。旧市街の散策を楽しんだようです。

Dsc_5909(こちらが「MORNING GLORY」)

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Dsc_5919_2(中央に今回のメニュー表があった)
Hoi An Crispy Pancake
White Rose Dumplings
Chicken Salad
Three Best Friends Spring Rolls
Fried Wonton & Crab Meat
BBQ Pork & Fresh Rice Paper
Cao Lau Noodle
Mixed Fresh Fruits

Img_0286_2 (料理の写真も少しだけ)

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Dsc_5964(店内でインタビュー。まずは藤井棋聖)

――一夜明けて、ダナンからホイアンに移動してきた。印象に残った出来事は。
藤井 こちらのホイアンは16世紀から17世紀にかけて貿易港として栄えた街ということで、建物も当時のものが多く残っているということで、雰囲気をすごく感じることができましたし、鮮やかな街並みで歩いていてとても楽しかったです。

――ベトナム料理を味わっていただいた。
藤井 おいしかったです。ちょっと食べすぎてしまいました(笑)。

――お寺ではお参りもした。何かお願いをしたか。
藤井 参拝するとは思っていなかったので、ちょっと浮かばなかったんですけど……(笑)。お寺ということで漢字も多くあって、中国と東アジアの影響も強いのかなと感じました。

――五行山にも登った。
藤井 海が一望できて眺めがよかったですし、洞窟の中に仏像が安置されていて、日本にない独特の雰囲気を感じることができたかなと思います。シャンチーを指している像もありました。

――暑さはどうか。
藤井 今までと比べると過ごしやすい感じで、最初に来た初日が一番暑かったかなと感じたのですが、徐々に慣れてきたところもあるのかなと思います。

――もうすぐ帰国になる。
藤井 少し名残惜しい感じもあるんですが、これからホイアンの街を散策することもありますし、お土産を何を買うかまだ決めていないので、そのあたりを考えながら過ごそうと思っています。まだ買うかどうかも決めていないので、家族に何かいいものがあればと思っています。

――ホイアンの食べ物で気に入ったものは。
藤井 えっと、名前がわからないんですが、最初から2番目に出てきた巻物すね。それがすごくおいしかったです。

――また来てみたいという思いは。
藤井 まだこちらにいるので(笑)。見どころもたくさんあると思うので、またゆっくり来られたらと思います。

――海外で将棋を指されて、普及への思いは。
藤井 なかなか海外では日本の将棋を知っていただけていない現状ですけど、こういったことを機に少しでも多くの方に興味を持ってもらえたらうれしいですし、そのためにどうすればいいかを考えていけたらと思います。

Dsc_6110(続いて佐々木七段)

――ダナンからホイアンに来た。印象に残ったところは。
佐々木 成長著しいベトナムで高層ビルやホテルとか立派なものがある中で、海のほうは木造の昔ながらの舟があって、自然豊かな部分が同じ視界に入るのは新鮮で、今の日本にはない景色かなと思いました。

――お寺にお参りした。
佐々木 無病息災で健康でいられたらいいな、と思いました。

――大きな仏像もあった。
佐々木 とても迫力があって、ベトナムは皆さん夏休みということで観光客の方もとても多かったですし、地元の方にも愛されている場所だなと思いました。

――五行山にはシャンチーを指している像もあった。
佐々木 意表というか驚いたというのが素直な感覚なんですけど、シャンチーという将棋に似たボードゲームが伝達していると実感した場所でもあります。

――高いところの風景は。
佐々木 ちょっと曇りだったのは残念ですけど、本当に見晴らしがよくて、高いところからみると、家のつくりや屋根の形も見ることができて、ベトナムの風土が見られてよかったと思います。

――ホイアンの街並みを見た印象は。
佐々木 道中で鈴木先生にホイアンの夜の街並みの写真を見せていただいて、夜はまたガラッと変わりますし、今回うかがったときには活気のある場所だなと思いました。

――昼食のベトナム料理はどうだったか。
佐々木 どれもおいしくて、ヘルシーですけど、ソースとかで自分好みにアレンジもできますので、常に食事は楽しみにしています。ホテルでいただいたコムガーが印象には残っていますけど、今日いただいた中だと、タコスのような皮でくるんだ牛肉の料理がおいしかったです。

――暑さはどうか。
佐々木 けっこう日が当たってないとはいえ暑かったですね。湿度も高いので汗がじっとりした感じで、あまり慣れない暑さというか、日本よりも強烈な感じがしました。

――山では階段を登るかとガイドに聞かれて「はい」と答えていた。
佐々木 日本国内でも天童の仕事帰りに山寺に行くこともあったので、100段くらいだったら大丈夫かなと気楽に考えていました。

(牛蒡)

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