ホイアンの名店「MORNING GLORY」で昼食。おいしい料理ばかりで好評でした。対局者は昼食後にインタビューを受けたあと、しばらく自由行動に。旧市街の散策を楽しんだようです。
(こちらが「MORNING GLORY」)
(中央に今回のメニュー表があった)
Hoi An Crispy Pancake
White Rose Dumplings
Chicken Salad
Three Best Friends Spring Rolls
Fried Wonton & Crab Meat
BBQ Pork & Fresh Rice Paper
Cao Lau Noodle
Mixed Fresh Fruits
(料理の写真も少しだけ)
(店内でインタビュー。まずは藤井棋聖)
――一夜明けて、ダナンからホイアンに移動してきた。印象に残った出来事は。
藤井 こちらのホイアンは16世紀から17世紀にかけて貿易港として栄えた街ということで、建物も当時のものが多く残っているということで、雰囲気をすごく感じることができましたし、鮮やかな街並みで歩いていてとても楽しかったです。
――ベトナム料理を味わっていただいた。
藤井 おいしかったです。ちょっと食べすぎてしまいました(笑)。
――お寺ではお参りもした。何かお願いをしたか。
藤井 参拝するとは思っていなかったので、ちょっと浮かばなかったんですけど……(笑)。お寺ということで漢字も多くあって、中国と東アジアの影響も強いのかなと感じました。
――五行山にも登った。
藤井 海が一望できて眺めがよかったですし、洞窟の中に仏像が安置されていて、日本にない独特の雰囲気を感じることができたかなと思います。シャンチーを指している像もありました。
――暑さはどうか。
藤井 今までと比べると過ごしやすい感じで、最初に来た初日が一番暑かったかなと感じたのですが、徐々に慣れてきたところもあるのかなと思います。
――もうすぐ帰国になる。
藤井 少し名残惜しい感じもあるんですが、これからホイアンの街を散策することもありますし、お土産を何を買うかまだ決めていないので、そのあたりを考えながら過ごそうと思っています。まだ買うかどうかも決めていないので、家族に何かいいものがあればと思っています。
――ホイアンの食べ物で気に入ったものは。
藤井 えっと、名前がわからないんですが、最初から2番目に出てきた巻物すね。それがすごくおいしかったです。
――また来てみたいという思いは。
藤井 まだこちらにいるので(笑)。見どころもたくさんあると思うので、またゆっくり来られたらと思います。
――海外で将棋を指されて、普及への思いは。
藤井 なかなか海外では日本の将棋を知っていただけていない現状ですけど、こういったことを機に少しでも多くの方に興味を持ってもらえたらうれしいですし、そのためにどうすればいいかを考えていけたらと思います。
(続いて佐々木七段)
――ダナンからホイアンに来た。印象に残ったところは。
佐々木 成長著しいベトナムで高層ビルやホテルとか立派なものがある中で、海のほうは木造の昔ながらの舟があって、自然豊かな部分が同じ視界に入るのは新鮮で、今の日本にはない景色かなと思いました。
――お寺にお参りした。
佐々木 無病息災で健康でいられたらいいな、と思いました。
――大きな仏像もあった。
佐々木 とても迫力があって、ベトナムは皆さん夏休みということで観光客の方もとても多かったですし、地元の方にも愛されている場所だなと思いました。
――五行山にはシャンチーを指している像もあった。
佐々木 意表というか驚いたというのが素直な感覚なんですけど、シャンチーという将棋に似たボードゲームが伝達していると実感した場所でもあります。
――高いところの風景は。
佐々木 ちょっと曇りだったのは残念ですけど、本当に見晴らしがよくて、高いところからみると、家のつくりや屋根の形も見ることができて、ベトナムの風土が見られてよかったと思います。
――ホイアンの街並みを見た印象は。
佐々木 道中で鈴木先生にホイアンの夜の街並みの写真を見せていただいて、夜はまたガラッと変わりますし、今回うかがったときには活気のある場所だなと思いました。
――昼食のベトナム料理はどうだったか。
佐々木 どれもおいしくて、ヘルシーですけど、ソースとかで自分好みにアレンジもできますので、常に食事は楽しみにしています。ホテルでいただいたコムガーが印象には残っていますけど、今日いただいた中だと、タコスのような皮でくるんだ牛肉の料理がおいしかったです。
――暑さはどうか。
佐々木 けっこう日が当たってないとはいえ暑かったですね。湿度も高いので汗がじっとりした感じで、あまり慣れない暑さというか、日本よりも強烈な感じがしました。
――山では階段を登るかとガイドに聞かれて「はい」と答えていた。
佐々木 日本国内でも天童の仕事帰りに山寺に行くこともあったので、100段くらいだったら大丈夫かなと気楽に考えていました。
(牛蒡)