第3局イベントのお知らせ
本日は棋聖戦第1局をご観戦いただき、ありがとうございました。
6月21日(土)の第2局(愛知県豊田市)の現地イベントは事前申し込み制で、既に定員に達しております。
7月5日(土)の第3局(静岡県沼津市)はただいま前夜祭、大盤解説会、他イベントの参加者を募集中です。お近くの方はぜひお運びください。
詳しくは日本将棋連盟沼津支部のサイトをご覧ください。
(翔)
本日は棋聖戦第1局をご観戦いただき、ありがとうございました。
6月21日(土)の第2局(愛知県豊田市)の現地イベントは事前申し込み制で、既に定員に達しております。
7月5日(土)の第3局(静岡県沼津市)はただいま前夜祭、大盤解説会、他イベントの参加者を募集中です。お近くの方はぜひお運びください。
詳しくは日本将棋連盟沼津支部のサイトをご覧ください。
(翔)
(終局直後の対局室)
(先勝した羽生善治棋聖)
(顔を手で覆いながら質問に答えていく)
○羽生善治棋聖 インタビュー
--横歩取りに誘導しましたが。
「予定でした」
--△7二金(26手目)から前例のない将棋になりました。
「もうちょっと早く攻める展開にしたかったのですが、手順に銀を追い返されてしまい(45手目▲5六歩)よくなかったかもしれません。中央を狙われ、模様の悪い将棋だと思っていました」
--△7七歩成~△3一銀(70~72手目)で▲3五金(73手目)を打たせました。
「手順に飛車を追われるので、あまり自信はなかったですね」
--勝ちを意識したのは、どのあたりだったでしょうか。
「△4六馬(96手目)と馬が使える形になって、もしかしてと思いました」
(敗れた森内俊之竜王)
(インタビューに答える)
(65手目▲5三角成について話すときは、この表情)
○森内俊之竜王 インタビュー
--今日の対局を振り返って、いかがでしたか。
「力戦模様になってしまって、公算が難しい将棋だったと思います」
--先手がいいという評判でした。
角を切っていったのが(65手目▲5三角成)どうだったでしょうか。代わる手がわからなかったのですが、駒損が大きく、やりすぎだったかと思いました。
--▲3五金(73手目)の局面はどう見ていましたか。
「金の感触が悪いので、うまく指されたらまずいかと思っていました。5七に馬が来る形が絶好になってしまったので、負けだったのですかね」
--タイトル戦では4時間は久しぶりでしたが。
「タイトル戦以外では指していますし、変わりないです。ただ、最後は時間がなくなりましたので、そのあたりの指し方がこれからは重要になると思います」
(インタビューを終えたあと、大盤解説会場に向かった)
(翔)
棋聖戦第1局は、106手で森内俊之竜王(挑戦者)が投了しました。羽生善治棋聖は7連覇に向けて好スタートを切りました。
終局時刻は19時18分、消費時間は▲森内3時間59分、△羽生3時間57分(持ち時間各4時間)。
第2局は6月21日(土)、愛知県豊田市「ホテルフォレスタ」で開催されます。
(翔)
控室では△5七銀の変化を調べています。
まず、△5七銀に(1)▲7八玉には△5八銀不成があります。△5八銀不成に(A)▲8八玉△6八飛▲7八歩なら、△7七角▲同桂△同桂成▲同玉△6七銀成(変化1図)以下、先手玉が詰みます。
△5七銀に(2)▲同飛は△7九角打▲7八玉△5七角成(変化2図)が攻防に利いており、後手勝ちと見られています。
(1)▲7八玉△5八銀不成(2)▲同銀は△7七歩で、先手玉が詰むかどうか。この変化の結論がなかなか出ず、きわどい変化の検討が続いています。
(翔)