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第85期棋聖戦五番勝負第1局

2014年6月 2日 (月)

第3局イベントのお知らせ

本日は棋聖戦第1局をご観戦いただき、ありがとうございました。

6月21日(土)の第2局(愛知県豊田市)の現地イベントは事前申し込み制で、既に定員に達しております。

7月5日(土)の第3局(静岡県沼津市)はただいま前夜祭、大盤解説会、他イベントの参加者を募集中です。お近くの方はぜひお運びください。

詳しくは日本将棋連盟沼津支部のサイトをご覧ください。

Numazu

(翔)

感想戦(3)

500

(羽生善治棋聖)

531

534

(翔)

感想戦(2)

494

(森内俊之竜王)

509

513

(翔)

感想戦(1)

523

(感想戦は1時間ほど行われた)

479

(羽生善治棋聖)

474

481

(外は既に暗くなっている)

(翔)

両対局者、大盤解説会へ出演

インタビューのあと、両対局者が大盤解説会に出演しました。

443

420

(羽生善治棋聖)

430

(小林健二九段と森内俊之竜王)

421

(豊島将之七段)

439

(終盤の変化を検討している)

442

(羽生棋聖と豊島七段)

(翔)

終局直後

397

(終局直後の対局室)

386

(先勝した羽生善治棋聖)

394

(顔を手で覆いながら質問に答えていく)

○羽生善治棋聖 インタビュー

--横歩取りに誘導しましたが。

「予定でした」

--△7二金(26手目)から前例のない将棋になりました。

「もうちょっと早く攻める展開にしたかったのですが、手順に銀を追い返されてしまい(45手目▲5六歩)よくなかったかもしれません。中央を狙われ、模様の悪い将棋だと思っていました」

--△7七歩成~△3一銀(70~72手目)で▲3五金(73手目)を打たせました。

「手順に飛車を追われるので、あまり自信はなかったですね」

--勝ちを意識したのは、どのあたりだったでしょうか。

「△4六馬(96手目)と馬が使える形になって、もしかしてと思いました」

400

(敗れた森内俊之竜王)

407

(インタビューに答える)

409

(65手目▲5三角成について話すときは、この表情)

○森内俊之竜王 インタビュー

--今日の対局を振り返って、いかがでしたか。

「力戦模様になってしまって、公算が難しい将棋だったと思います」

--先手がいいという評判でした。

角を切っていったのが(65手目▲5三角成)どうだったでしょうか。代わる手がわからなかったのですが、駒損が大きく、やりすぎだったかと思いました。

--▲3五金(73手目)の局面はどう見ていましたか。

「金の感触が悪いので、うまく指されたらまずいかと思っていました。5七に馬が来る形が絶好になってしまったので、負けだったのですかね」

--タイトル戦では4時間は久しぶりでしたが。

「タイトル戦以外では指していますし、変わりないです。ただ、最後は時間がなくなりましたので、そのあたりの指し方がこれからは重要になると思います」

415

(インタビューを終えたあと、大盤解説会場に向かった)

(翔)

羽生棋聖が先勝

_106

棋聖戦第1局は、106手で森内俊之竜王(挑戦者)が投了しました。羽生善治棋聖は7連覇に向けて好スタートを切りました。
終局時刻は19時18分、消費時間は▲森内3時間59分、△羽生3時間57分(持ち時間各4時間)。

第2局は6月21日(土)、愛知県豊田市「ホテルフォレスタ」で開催されます。

(翔)

控室は「後手勝ち」

_91

両者残り5分。控室では図から△7七歩▲6八玉△8二歩と進めて後手勝ちになっているのではないかと見ています。

380

(継ぎ盤を前に考える小林健二九段)

(翔)

きわどい変化

_87

控室では△5七銀の変化を調べています。

まず、△5七銀に(1)▲7八玉には△5八銀不成があります。△5八銀不成に(A)▲8八玉△6八飛▲7八歩なら、△7七角▲同桂△同桂成▲同玉△6七銀成(変化1図)以下、先手玉が詰みます。

Henka1

△5七銀に(2)▲同飛は△7九角打▲7八玉△5七角成(変化2図)が攻防に利いており、後手勝ちと見られています。

Henka2

(1)▲7八玉△5八銀不成(2)▲同銀は△7七歩で、先手玉が詰むかどうか。この変化の結論がなかなか出ず、きわどい変化の検討が続いています。

Henka3

(翔)

勝ちに行った手

_78

控室では上図で▲6六金と逃げる手を検討していましたが、森内竜王は▲5四歩と打ち、△6二玉▲6四銀△同歩▲5三歩成△7三玉▲8一飛(下図)と進めました。

_85

378

(吉田五段を中心とする検討)

千田四段は「勝ちに行った手ですね」。しかし、本当に決め手があるのか、まだわかっていません。

(翔)

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