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第80期棋聖戦五番勝負第4局

2009年7月 9日 (木)

打ち上げ

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厳しい戦いが終わり、対局者もやっと一息。関係者と歓談している。

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締めの挨拶をする三浦八段、打ち上げの席はなごやかな雰囲気のまま終了した。

(吟)

打ち上げメニュー

打ち上げメニュー

食前酒  山桃酒
先付   雲丹豆腐 生雲丹 才巻 ベビーコーン
     三ツ葉  山葵  皆出しジュレ
前菜   桜海老から揚 天豆塩茹で 三色茶巾 合鴨ロース
     絹かつぎ 太刀魚風干
お造り  伊勢海老 地魚盛り合わせ 妻あしらい一式 本山葵
煮物椀  海老真蒸 本しめじ 冬瓜 芽葱 
強肴   特選和牛叩き 野菜添え ぽん酢
焼物   加茂茄子二味田楽 谷中生姜
鉢物   南京饅頭 鶏そぼろ 芥子 陰元 胡麻あん
揚げ物  伊佐木アボガド巻揚 新丸十新引揚 網蓮根 獅子唐 レモン 天汁
酢の物  平貝 ズワイ蟹 加賀太胡瓜 オクラ プチトマト 黄味芥子 土佐酢
止め椀  あら汁
御飯   新潟県佐渡産コシヒカリ
香の物  いろいろ
水菓子  季節のフルーツ

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打ち上げの席でも伊東産の海の幸を中心に
豪華な食事が並んだ。

(吟)

ご観戦ありがとうございました

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(烏)

感想戦

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(第5局は7月17日(金)に、愛媛県松山市「宝荘ホテル」で行われます)

(烏)

終局直後のインタビュー

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「あまり優勢だと思った局面はなかったです。悪い…ずっと悪いですね。勝ちを意識したのは、最後の▲3二金です。その前はちょっと足りないと思っていました。」(羽生棋聖)

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「一手損角換わりを選んだのは、全く作戦ではなく、朝まで悩んでいたんです。何と悩んだかですか?いやぁ…ひみつ。ふふふ。陣形がバラバラなんでね、まとめにくいとは思っていました。△1八歩のところは、手を渡されて…わからなかったですね。最後は金をウッカリしてしまったんで…ええ、見落としです。しかし△4三桂合でもハッキリしない。泥仕合になっちゃいます。流れは少しずつ悪くなっているので、勝ちを意識した局面は…無かったです。まあ、しょうがないですよね。」(木村八段)

(烏)

羽生、カド番をしのいで最終局へ

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棋聖戦第4局は、119手まで羽生棋聖の勝ちとなりました。消費時間は羽生3時間56分、木村3時間59分。
これで2勝2敗のタイとなり、棋聖位の行方は第5局の愛媛県に持ち越されました。

(烏)

木村に失着か

11320090709「ここで△4三桂▲2二歩成△1九竜なら、まだわかりません。」(石田九段)

しかし木村は△4三金打。

「金打っちゃった!これは▲同銀成から▲3二金で受けなしだ!」(勝又六段)

(烏)

羽生の猛攻

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羽生棋聖の猛攻。△同玉の一手に▲5三竜が厳しくなります。
そこで△4三金打なら▲同銀成△同金▲3二金△同玉▲2二歩成で寄り筋。したがって▲5三竜には△4三桂の一手です。
△4三桂には▲2二歩成があり、やはり厳しい。

(烏)

木村も崩れない

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この△7二金は誰も指摘していなかった手。▲6一飛成には△6三銀で持ちこたえようということのようです。
数手前から羽生棋聖の手のふるえが大きくなってきています。

(烏)

羽生、崩れず

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「△6九銀が厳しく、後手優勢と言われていましたが、次の一手には驚きましたね。」

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「▲8三角が意表の一着でした。一見飛車を逃げられて何でもないようですが、▲9四角成と成った格好が意外に広い。いやはや、これはなかなか終わりませんよ」(勝又六段)

(烏)

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