カテゴリ

第84期棋聖戦五番勝負第1局

2013年6月 4日 (火)

両対局者、大盤解説会場へ

417
(両対局者が大盤解説会場に向かう)

418
(大盤解説会場のフロアに到着)

427
(立ち見が出るほどの盛況だった)

456
(大盤の駒を動かして感想戦を行っていく)

463
(羽生善治棋聖)

466
(渡辺明竜王)

470
(羽生棋聖)

480
(渡辺竜王)

485
(羽生棋聖)

490
(大勢のファンが熱心に聞き入っていた)

492
(会場の隅で感想戦を聞く、記録係の桝田悠介二段)

(翔)

終局後インタビュー

394

【羽生善治三冠】
――今日の対局を振り返っていかがですか。
「途中までは反対を持って指したことはあった形ですが、結構険しい変化がたくさんあってよくわからないまま指していました」

―― ▲7一歩成(39手目)は新手だったみたいです。
「そうですね、早めに捨てておかないと危ない変化もあるんじゃないかなと思いました。意味としては同じなのですけどね。昼休で8五桂がなかなか取り切れないので、つまらない将棋にしたかなと思っていました」

―― 作った馬(51手目▲7四角成)が大きいように思えました。
「思ったよりは手ができなかったですね。もうちょっと8五桂が簡単に取れるんじゃないかと思っていましたが、△6六歩を突かれて(56手目)自信がなくなりました」

――勝ちを意識したのは?
「▲8三歩成(95手目)で飛車を取れる形になったところです」

403

【渡辺明竜王】
――本局を振り返って。
「中盤で冴えない感じになってしまって、その後はダメになってしまいましたね」

――具体的にはどの辺りでしょう。
「△6六歩(72手目)~△5五桂(76手目)と6七を攻めていったんですが、案外入玉含みになってよくなかったです」

――8五桂の存在はプレッシャーになったのでは。
「結局取られるのでちょっと……。取られる間に馬を作り合う展開にしたかったんですが、その後の攻めが淡泊でした」

(翔)

終局直後

399_2
(終局直後)

388
(先勝した羽生善治棋聖。終始むずかしい表情でインタビューに答えた)

407
(敗れた渡辺明竜王。ゆっくりと言葉を紡ぎだした)

(翔)

棋聖戦第1局 羽生棋聖が先勝

Vk_111

棋聖戦第1局▲羽生善治棋聖-△渡辺明竜王は111手までで羽生棋聖が勝ちました。終局時刻は18時6分。消費時間は▲羽生3時間32分、△渡辺3時間37分。第2局は6月22日(土)に愛知県豊田市「ホテルフォレスタ」にて行われます。

(翔)

「斜め駒柱!」

Vk_96_2
(△5五金の瞬間、控え室で「斜め駒柱!」。そんな用語はないが、1一から9九まで斜め一直線に駒が並んだ)

377

(翔)

先手優勢

Vk_91

大盤解説を行う井上九段、安用寺六段は先手優勢と見ています。

370

373
井上九段「安用寺さん、ここから先手を持って1分将棋、後手の残り時間1時間で勝てますか」
安用寺六段「自信はありますが、やれと言われるとちょっと……(苦笑)」

(翔)

17時頃の大盤解説会

349
(大盤解説会では、井上九段が「おっちゃん、何問解けたん?」。次の一手で『3手詰ハンドブック2』が当たったお客さんが夢中で解き続けていたようだ)

352
井上九段「詰将棋は短いのをたくさん解くのがいいですね。私は昔、100何十手の詰将棋を6時間かけて解いたこともありますけど、いまはそんな根気がありません」

続いて話題は弟子の船江五段のことに。
井上九段「最近はネット中継やニコニコ生放送があって便利になりました。今日は私の弟子の船江がニコニコ生放送で解説しています。電王戦(第3局、船江五段がツツカナに敗れた)では自分の弟子ながら立派な態度やなと思いました。さっき放送で『師匠にあまり怒られたことはない』と言っていたんですが、100回くらい怒ったし、寿命が縮むような怒り方も3回くらいしたんですが……。でも立派になってくれてよかったです」

359
(指導対局を終えた安用寺六段が解説に加わる)

Vk_79
井上九段「先手を持って指してみたいですね」
安用寺六段「駒得なんですかね」
井上九段「銀得ですが、(△6七歩成から銀桂交換になるので)実質桂得ですね。しかし▲8三歩成で飛車が取れますからね」
安用寺六段「それまでに後手が攻めをつなげられるかということですか。しかし渡辺竜王は細かい攻めをつなげるのが上手ですから、まだわかりません」

364
(室谷女流初段は指導対局中)

(翔)

次の一手

Vk_72_2
(大盤解説会場では△6六歩の局面で次の一手が出題された)

316
(井上九段が解説している)

322
(Aの候補手は▲7三歩成)

323
(Bの候補手は▲6六同歩)

327
(Cの候補手は▲3八銀。「▲6六同飛は利かされなので指さないと思います」と井上九段)

332
(お客さんから「当たったら井上先生のネクタイください」と声が飛ぶ。井上九段は笑いながら「そんなら帰らしてもらうわ」とツッコミを入れる)

334
(専用の用紙に回答を書き込む)

(翔)

こどもたちと指導対局

307
(大盤解説会場では、地元のこどもたちが指導対局を受けている)

304

305
(前夜祭で両対局者の写真を撮っていた女の子ふたりは2枚落ちで挑戦していた)

314
(安用寺孝功六段)

339
(室谷由紀女流初段。局面を見て「あれ? 先生の番じゃなかった?」 こどもが2手指しをしてしまったようだ。局面を戻して対局再開)

(翔)

先手、桂馬を取る

Vk_70

先手は8五の桂馬をついに取りきりました。局面は▲7三歩成の空き王手を受けて後手が△3一玉と逃げたところです。

301
(海にはヨットが浮かぶ)

(翔)

=== Copyright (C) 2009 >>> The Sankei Shimbun & Japan Shogi Association === All Rights Reserved. ===