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第94期棋聖戦五番勝負第2局

2023年6月23日 (金)

ご観戦ありがとうございました

第2局のご観戦ありがとうございました。第3局もお楽しみに。

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(感想戦は1時間ほど行われた)

(翔)

感想戦

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(対局室に戻って感想戦が始まった)

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(本間博七段と福崎文吾九段が同席する)

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(佐々木大地七段)

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(藤井聡太棋聖)

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(序盤から入念な検討が行われていた)

(翔)

対局者が大盤解説会に出演

インタビューのあと、対局者が大盤解説会に出演しました。

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(入場前、会場外で口頭で感想戦を行う藤井聡太棋聖と佐々木大地七段)

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(立会人の福崎文吾九段の先導で入場)

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(大橋貴洸七段と村田智穂女流二段が壇上で迎える)

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(感想を述べる佐々木大地七段)

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(藤井聡太棋聖も対局を振り返った)

(翔)

終局直後

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(終局直後)

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(タイトル戦初勝利をあげた佐々木大地七段)

--先手番で得意な相掛かりで、中盤くらいまでは想定通りの内容でしたか。
△5二金(38手目)あたりくらいまではイメージがありましたが、ただその後△7三桂を跳ねられる変化が有力と思っていたので、跳ねない形だとどう動いていいかわかっていなかったです。

--▲6五銀(39手目)で39分考えたあたりでしょうか。
はい、その前後です。

--中盤はどう受け止めていましたか。
こちらが居玉で、怖い形で受け止めていたので、仕方がないかなっていう感じでした。

--どのあたりで行ける、という感覚になったでしょうか。
途中は受けていて楽しみもあるかなと思ったんですけど、すぐに間違えて、最後は拾ったみたいな感じになったかと思います。▲6五桂(69手目)の後で何か間違えたかなっていう気がしますね。そのあたりも読みが甘い状態で指していました。

--最後、勝ちが見えたのはどのあたりでしょうか。
本当に最後。▲3一飛(109手目)、▲3三香(111手目・最終手)のあたりです。

--△7八竜▲5五角(102手目、103手目)のあたりの感触はいかがですか。
その前は負けかなと思っていたので……。仕方がなく、それしかないかなと思っていました。

--これでタイトル戦初勝利です。
いろいろな方に応援していただいて、結果の部分で恩返ししたいなという思いはあるので、ひとつ勝って次に繋げられたと思います。

--第3局に向けての抱負をお願いできますでしょうか。
後手番なので、準備して頑張りたいと思います。

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(敗れた藤井聡太棋聖)

--佐々木七段得意の相掛かりは想定されていたと思いますが、その上で準備を重ねてきたのでしょうか。
相掛かりは序盤から手が広い戦型なので、どういう展開になるか分からないところが多かったです。

--昼食休憩明けで△5五銀(44手目)と出たところは、早めに制圧しようという構想でしたか。
本譜は苦しいと思います。▲6六銀(43手目)と引かれる手を軽視していました。△5五銀(44手目)は△7三桂のほうがよかったかもしれませんが、そちらも自信がないかなと思います。

--終盤はいかがですか。
基本的にはずっと苦しいと思いますが、最後の最後だけは一瞬、よくなったところはあったかなと思いました。▲2五桂(99手目)と打たれた局面はこちらにおそらく手段があったかなと思うんですけど、本譜は寄せにいったら▲5五角(103手目)が素晴らしい手で、うまく切り返されて負けにしてしまったかなという感じです。

--第3局に向けて抱負をお願いします。
本局は中盤ではっきり苦しくしてしまったので、もっと競り合いにできるように頑張りたいです。

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(インタビューのあと、大盤解説会場に向かった)

(翔)

佐々木七段が勝って1勝1敗のタイに

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第94期ヒューリック杯棋聖戦第2局▲佐々木大地七段-△藤井聡太棋聖は111手で佐々木七段が勝ちました。終局時刻は19時20分。消費時間は、☗佐々木3時間59分、☖藤井3時間59分(持ち時間各4時間)。これで五番勝負の成績は1勝1敗のタイになりました。 第3局は7月3日(月)に静岡県沼津市「沼津御用邸東附属邸第1学問所」で行われます。

(翔)

先手勝勢

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▲3一飛。ついに佐々木七段が抜け出したようです。福崎九段は立ち上がって「魂のこもった名局です」と言いました。

(翔)

渾身の勝負手

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△7八竜と切った手に対して、▲5五角が渾身の勝負手。△同銀と取らせてから▲7八銀と竜を取れば、先手玉は詰みません。

藤井棋聖も一分将棋に入りました。

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(「帰られへんがな」と言いながら座り直す井上慶太九段)

(翔)

佐々木七段、一分将棋

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図の▲7二竜から、佐々木七段は一分将棋に入りました。藤井棋聖が先手玉を寄せ切れるかといった局面になっているようです。

(翔)

デッドヒート

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上図は▲7六飛成と馬を取った局面。△5五銀に▲7七玉と上がると、先手玉は簡単に寄る形ではありません。

福崎九段は「すごいデッドヒート。F1レーサーが第4コーナーを回っているような局面です」と話します。1歩間違えると、一気に形勢に差がつきそうです。

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(モニターを見る福崎九段)

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(19時頃の風景)

(翔)

銀か、馬か

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上図で佐々木七段の残り時間も10分を切りました。藤井棋聖は残り3分です。

▲5一馬△同玉▲6二銀~▲7六飛成か、▲5一銀から玉を追い回して▲5五馬を狙うか、2択と見られています。

控室ではどちらがいいかまだわかっていません。佐々木七段も迷っているようで、髪の毛がぼさぼさになるまでかきあげて考えています。

さらに佐々木七段は考えて、残り時間が逆転しました。

(翔)

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