ご観戦ありがとうございました
本日もご観戦ありがとうございました。
番勝負は「一局完結方式」のため、第2局は第1局(千日手局)と先後を入れ替えて永瀬六段が先手になります。
第2局は6月18日(土)、愛知県豊田市「ホテルフォレスタ」で行われます。
(翔)
本日もご観戦ありがとうございました。
番勝負は「一局完結方式」のため、第2局は第1局(千日手局)と先後を入れ替えて永瀬六段が先手になります。
第2局は6月18日(土)、愛知県豊田市「ホテルフォレスタ」で行われます。
(翔)
(終局直後)
(タイトル戦初勝利を収めた永瀬拓矢六段)
【永瀬六段インタビュー】
--千日手局のご感想をお聞かせください。
始めは優勢と思っていましたが、千日手の局面は受け身になりすぎた気がしました。
--本局を振り返って。
先手が先攻できるかどうかと思っていましたが、成算があったわけではありませんでした。
--藤井矢倉は予定ですか。
予定でした。
--▲3五歩(41手目)で前例を離れましたが。
その局面になったら指してみようと思っていた手でした。
--優勢と思ったのはどのあたりでしょうか。
常に玉が見えない戦いなので、明快かはわかっていなくて、息の長い将棋だと思っていました。▲7六銀(103手目)と引いて駒が連結したので、よくなったと思いました。
(敗れた羽生善治棋聖。自身ワーストの公式戦6連敗になった)
【羽生善治棋聖インタビュー】
--千日手局について。
ちょっと悪そうだったので仕方がないかと思っていました。こちらは打開できません。
--指し直し局の総括をお聞かせください。
▲3五歩(41手目)のときの応接を誤った気がします。本譜は最悪でした。
--△6六角成(54手目)のあたりは。
いやいや、全然ダメだと思っていました。いい局面はなかったと思います。攻めが細いですね。この将棋は中盤で終わってしまったような気がします。
(翔)
第87期棋聖戦五番勝負第1局(千日手指し直し局)は109手までで永瀬拓矢六段が勝ちました。終局時刻は22時8分。消費時間は▲羽生3時間58分、△永瀬3時間56分(持ち時間各4時間)。
第2局は6月18日(土)、愛知県豊田市「ホテルフォレスタ」で行われます。
(翔)
過去のホテルニューアワジでの対局結果をまとめました。
阪神淡路大震災は1995年。翌1996年から第82期を除いて毎年対局が行われ、本局が20局目です。(第82期は第4局に予定されていたが、羽生棋聖が3連勝で防衛)
ニューアワジでの千日手は第75期以来、2回目です。
(翔)
図は羽生棋聖が△8八歩とたたき、永瀬六段が▲同玉と応じた局面。
上図から△6六歩▲同金△3九角と進みました。
上図から▲3八飛と逃げますが、羽生棋聖はズバッと△6六角成と切りました。▲同銀に△3四歩▲4六銀で先手の攻め駒を撤退させてから、△9五銀と出ました。
先手玉を薄くして、単純な銀の進出で攻勢を取りました。
しかし後手は駒損。控室では「本当にこれで後手は優勢にできるの?」と不思議がっています。
先手は駒が撤退しているので、駒得を生かす展開にすべく、局面を収めにいくと見られています。
(翔)
指し直し局は相矢倉。脇システムの出だしから、永瀬六段が▲6八玉と早囲いを目指しました。藤井猛九段が連採したことから「藤井矢倉」とも言われます。
▲3五歩△同歩▲4一角が新構想と言われています。時間を多く残している羽生棋聖が、ここで考えています。
(翔)