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第84期棋聖戦五番勝負第2局

2013年6月22日 (土)

ご観戦ありがとうございました

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本日はご観戦ありがとうございました。第3局は7月6日(土)「沼津倶楽部」で行われます。お楽しみに。

(吟)

感想戦(渡辺竜王)

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(吟)

感想戦(羽生棋聖)

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(連勝で棋聖防衛へ近づいた)

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(吟)

大盤解説会場へ

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(終局後、主催紙にコメントを残した両対局者は大盤解説会場へ向かった)

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(△2九飛成に「▲9六角でも▲3四桂でも△5八竜でダメだと思います。」と話した渡辺竜王)

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(大盤解説会場から戻る両対局者)

(吟)

終局直後

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(終局直後、羽生棋聖の視線は鋭い)

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羽生棋聖

「相横歩取りは昔指したことがあります。途中は駒がそっぽに行ったので少し悪いと思っていた。好転したと思ったのは本当に最後のところ。△3四歩で勝ちになったかと思った」

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渡辺竜王

「相横歩取りはさすがに考えていませんでした。中盤は分からなかったが、行きがかり上仕方がなかった。△8六桂が厳しかったですね。主張だった駒得がなくなったので」

(吟)

羽生棋聖連勝

Kisei201306220101_86 羽生善治棋聖に渡辺明竜王が挑戦する第84期棋聖戦第2局は18時38分、86手で羽生棋聖の勝ちとなりました。消費時間は▲渡辺3時間59分、△羽生3時間50分。
羽生棋聖は2連勝。棋聖6連覇にあと1勝としました。渡辺竜王は後がありません。第3局は7月6日(土)「沼津倶楽部」で行われます。

後手勝勢

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▲5二金△3一玉に▲2三桂と打った局面。△2二玉▲4二金は「磐石を期して△3四歩でしょう。これは(後手玉に)詰めろがこないですよ」と森下九段。羽生棋聖の連勝が近いようだ。

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(2四にいた飛車を△7四飛~△7八飛成と大きく使った羽生棋聖)

(吟)

詰めろ竜取りでどうか

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△2九飛成と羽生棋聖が桂を取った局面。
「(△2九飛成)詰めろじゃないですよね」(森下九段)
「やっぱり。詰まないよね」(伊藤能六段)
伊藤六段と澤田五段がしばらく考えていたが詰まないと結論を出しかけていたところだった。
先手玉は詰めろでなければ、後手玉に詰めろで迫っていけばいいことになる。澤田五段が▲9六角を指摘して大盤解説会場へ向かった。▲9六角は▲5三成銀△3二玉▲4一角成以下の詰めろで、7八の竜にも当たっている。

■ニコニコ生放送■
塚田泰明九段>ここで先手に有効な手がないと羽生棋聖は見ているのでしょう。7筋に飛車や竜が居て、自陣まで利きが通っているのが急所なんですね。
▲3四桂には△5八竜がありますね。(1)▲同玉は△5七金以下先手玉は即詰み。(2)▲3六玉は△3五歩▲同玉△2三桂▲2六玉△3五金▲1六玉△3四金上で安全勝ちを目指せますね。この△5八竜を羽生棋聖は発見していますね。

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(吟)

形勢判断が難しい局面

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▲6三銀成に△9九と(△5七香▲同銀△5九金以下の詰めろ)▲5二成銀△3二玉(△5二同玉は▲6三角打以下の即詰み)▲4一角△2二玉▲4六歩(参考図)と進んだ局面は「後手が負けそうですね」と澤田五段。「うん、そうだよね。こうなれば先手がいいよね」と北浜八段。

ただし北浜八段の形勢判断は難解。「難しいですね。ここは柔道みたいに赤旗、白旗をあげてもらうしかないですか(笑)」と北浜八段。棋士によって見解が分かれる局面のようだ。

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(渡辺竜王の攻めを呼び込んで反撃に転じた羽生棋聖)

(吟)

17時を回る

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(時刻は17時を回ったが外はまだ明るい)

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(対局は両者が残り1時間を切った)

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(吟)

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