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第82期棋聖戦五番勝負第3局

2011年7月 3日 (日)

一夜明けて

第82期棋聖戦第3局の激戦から一夜明けて、水前寺公園にて羽生棋聖へのインタビューが行われました。
インタビュー記事はこちらです。
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(羽生棋聖は対局時に棋聖戦記念扇子を使用していた。「彩」と揮毫したように、多彩な戦型を指しこなした)
(銀杏)

本日の棋譜

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第82期棋聖戦は羽生棋聖の3連勝で防衛、4連覇で
幕を閉じました。来期の棋聖戦もどうぞお楽しみに。
本日はご観戦ありがとうございました。

(吟)

2011年7月 2日 (土)

感想戦(深浦九段)

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(吟)

感想戦(羽生棋聖)

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両対局者とも観戦記者の質問に答えようと長机へ
顔を向ける。

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(吟)

終局直後

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(羽生棋聖はまだ厳しい表情のまま)

■ハードスケジュールの中での4連覇でしたが?

「いろいろなイベントで忙しかったです。きわどい
将棋が多く相当、大変でした」。

■タイトル獲得、通算79期ですが?

「記録は意識してないですね」。

■本局は角換わりとなりましたが?

「昼食休憩から前例がなくなり自玉が危険な変化が
多く、怖いと思っていた。△5八馬(108手目)と銀を
取ってよくなったと思った」。

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(吟)

羽生棋聖勝利。棋聖4連覇

Kisei20110702_114 羽生善治棋聖に深浦康市九段が挑戦する第82期棋聖戦第3局は19時21分、114手で羽生棋聖の勝利となりました。消費時間は深浦3時間59分、羽生3時間44分。この結果、五番勝負は羽生棋聖が3連勝で防衛し、4連覇を達成しました。通算10期の棋聖獲得となります。
【Twitter解説】
深浦九段の新手から局面は一気に動きましたが、途中の金銀2枚取らせても指せるとみた羽生棋聖の大局観に驚かされました。深浦九段としては、もっと竜を一段目で働かせたいところでしたが、新手以降の羽生棋聖の指し回しが素晴らしかったのですね。終盤はお互い秘術を尽くした戦いでしたが、中盤のリードを保って逃げ切った形です。個人的には92手目△3一金が印象に残りました。あの手は深くしっかり読まないと指せない手です。本日は観戦どうもありがとうございました。

(銀杏)

後手勝勢

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▲6七歩と受けた局面だが、△8五銀で後手が勝勢と
控室では言われている。うまく8五の銀を抜きたいが、
その筋は見つかっていない。

(吟)

後手の評判がよい

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△6五桂に▲6六玉と上がった深浦玉。△4七歩成と馬筋を通して
手が目につく。深浦はうまく凌いで上部を開拓していきたい。

【Twitter解説】
及川拓馬>▲6六玉は指しにくい手ですね。△4七歩成に▲同飛は
△5五馬▲7六玉△7七桂成があるので▲7三角を狙っていそうです。

▲6六玉に△3六馬が着手された。控室では後手の評判がよい。
次に△5八馬の詰めろ(△7六飛まで)飛車取りや△3五馬が△4四馬
を見せて厳しい。

(吟)

攻めるは守るなり

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後手玉を5二へ落として▲2二竜△同金▲7四歩と打った。
7三の桂を取れば後手玉に響き、自玉の上部も広くなる。
攻防兼備の一手と言える。羽生棋聖にうまい返し技はある
のか。

▲7四歩で残り時間は▲深浦九段31分、△羽生棋聖53分。

(吟)

17時52分の控室

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大盤解説会場から戻った青野九段。棋譜中継を
見つつ「先手の攻めが少し細いかな」と話す。

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(吟)

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