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2024年7月 1日 (月)

挑戦者の長考

2024070149山崎八段は56分を費やし、▲8三角と打ちました。飛車が逃げれば▲5六角成と馬を作って、手厚く指す方針です。対して藤井棋聖はノータイムで△7五飛と浮き、△2五飛のぶつけを見せました。以下▲同飛△同桂と交換になれば、△2八飛の楽しみが残ります。
Img_9835(勉強にきました、と藤本渚五段)

(武蔵)

関西将棋会館の大盤解説会

こんにちは。関西中継記者の飛龍です。関西将棋会館では15時から、2階道場奥のスペースで大盤解説会が始まりました。その模様をお伝えします。事前申し込み制で、すでにチケットの販売は終了している点はご注意願います。

Ooban1_2 (スマホで進行を追いながら大盤で振り返る)

Ooban2 (解説の村山慈明八段。挑戦者決定戦後の山崎八段とのエピソードを披露した)

Ooban3(石川優太五段とのダブル解説。村山八段の話に真剣に耳を傾けていた)

(飛龍)

午後のおやつ

15時を回って、午後のおやつが出されました。藤井棋聖は100パーセントオレンジジュース、山崎八段は「いちご羽二重」と100パーセントアップルジュースを注文しています。
Img_9837(藤井棋聖はドリンクのみの注文だった)
Img_9838(山崎八段の注文。パンダのマシュマロはすべての食事に登場した)
Img_9841(小豆こしあんとふわふわの羽二重餅で包む)

(武蔵)

色紙

昨日、前夜祭前に関係者は揮毫を行いました。色紙は大盤解説会などで賞品としてプレゼントされる予定です。
Img_9391(澤田七段)
Img_9389(長谷川女流二段)
Img_9390(榊女流2級)
Img_9393(駒形の色紙が珍しい)

(武蔵)

万松寺でのタイトル戦

万松寺ではこれまで、7局のタイトル戦が行われ、棋聖戦は第90期の第2局と第93期の第4局が指されました。これまでの対戦は、1局の持将棋局を除くと、すべて後手番が制しています。対戦カードは以下のとおり(肩書・段位は当時)。

2018年5月 第76期名人戦七番勝負第5局 ▲羽生善治竜王-△佐藤天彦名人
2019年6月 第90期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第2局 ▲豊島将之棋聖-△渡辺明棋王
2020年7月 第5期叡王戦七番勝負第3、4局 ▲永瀬拓矢叡王-△豊島竜王・名人(持将棋)、▲豊島竜王・名人-△永瀬叡王
2020年10月 第33期竜王戦七番勝負第2局 ▲豊島竜王・名人-△羽生九段
2021年5月 第79期名人戦七番勝負第3局 ▲斎藤慎太郎八段-△渡辺明名人
2022年7月 第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第4局 ▲永瀬王座-△藤井聡太棋聖

Img_9600
(武蔵)

銀交換

2024070144上図は、昼食休憩から△6五歩▲同銀△6四銀▲同銀△同飛▲6七歩△8四飛と進んだ局面です。後手陣には打ち込みの隙が多く、先手は銀交換に応じました。対して後手は飛車が8筋に戻り、▲6八銀には△8八角成▲同金に△6五角(変化図)が、△8七角成と△6九銀▲同玉△4七角成の両狙いとなります。互いにいい分のある中盤戦といえそうです。

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Img_9831(午後になって、控室には佐々木大地七段が来訪した)

(武蔵)

対局再開

Img_9775(山崎八段は険しい表情を浮かべる)
Img_9790(藤井棋聖は棋譜用紙を受け取って、ここまでの流れを確認した)
Img_9801(対局再開が告げられ、盤上に手を伸ばす)
Img_9802(午後からの戦いが始まった)

(武蔵)

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