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2024年4月22日 (月)

雨上がりの鳩森八幡神社(2)

Dsc_3503(富士塚)

Dsc_3504(ツツジが咲いていた)

Dsc_3505(新しく設置された井戸)

Dsc_3501(花手水)Dsc_3509(ハトがトコトコ歩いていた)

(紋蛇)

雨上がりの鳩森八幡神社(1)

Dsc_3519(雨上がりの鳩森八幡神社。地面に落ちているのは、イチョウの雄花)

Dsc_3527(新緑の季節。日ごとに緑が濃くなっていく)

Dsc_3525

Dsc_3494(ボタンが鮮やかに咲いていた)

(紋蛇)

鈴木九段が来訪

Dsc_3529(鈴木大介九段が来訪し、観戦記を執筆する勝又清和七段と盤を挟む)

2024042256(検討しているのは、図の局面)

Dsc_3532(鈴木九段が居飛車側を持つ。振り飛車を見て「20代じゃないとさばけない」「どうやるのが普通なのかもわからない」とつぶやいた)

Dsc_3535_2(勝又七段)

(紋蛇)

山崎八段の反発

2024042250山崎八段が△6五歩(1図)と6筋から反発しています。▲6五同歩は△8八角成があります。実戦は▲5七角△6二飛(2図)の進行です。

20240422526筋で双方の大駒がにらみ合っています。▲6五歩はやはり△8八角成なので、角道を遮る▲5五歩が予想されます。

(紋蛇)

柔軟な駒使い

20240422361図で▲8七飛△9四歩▲8八歩(2図)が珍しい手順でした。

2024042239

飛車浮きから歩打ちが柔軟な発想で、次に角を引いて飛車をぶつけようとしています。
振り飛車党の理想的な展開を見るために、1図から▲8七飛に△3五歩▲8八歩△3四銀(参考1図)と進んだ局面を見てみましょう。

2024042240参考1図では▲9七角△8五歩▲7七桂(参考2図)があります。

2024042243参考2図は▲8五飛と▲8五桂が楽しみで、それを受ける△8四銀は▲6四角で振り飛車有利です。

上記を踏まえて、山崎八段の△9四歩は端に角を引く変化を牽制した意味でした。実戦は2図で△8五歩▲6八角と進みましたが、6八ではなく9七に引くと△9五歩▲同歩△同香(参考3図)と攻めて後手有利です。そのため、角を6八に引くのは必然でした。

2024042244▲6八角以下は△6二銀▲4六歩△同歩▲同銀△5三銀▲6七飛△8六歩▲4五歩と進んでいます。

2024042249形勢は難解ながら、1図の振り飛車の息苦しさを思えば、大駒が楽に使えています。4筋の位を逆襲したのもポイントです。気になるのは8筋ですが、通常の8七歩・8五歩型に比べると押し込められているとはいえ、6七に飛車がいれば△8七歩成から侵入されずにすみます。
本稿で紹介した攻防は、佐藤九段が初見の局面であるにもかかわらず、常識にとらわれない指し回しでうまく均衡を保った印象です。振り飛車で好調な理由もよくわかります。

Dsc_3438(3手目に角道を止める佐藤九段)

佐藤九段が動く

2024042227

再開後、佐藤九段が▲8六歩(1図)と動きました。△同歩▲同角で2図です。

2024042229

角を出て、狙いは▲8三歩△同飛▲4二角成△同玉▲8三飛成です。実戦は△6四歩と受けて、▲9六歩△4一玉▲2八玉と進みました。お互いに8筋に不安を抱えたまま、自陣整備を続けています。

(紋蛇)

対局再開

Dsc_3475(山崎八段は再開前から戻っていた)

Dsc_3478(手番は佐藤九段。山崎八段は考えているというよりも、頭を休めている印象だった)

Dsc_3482_2(佐藤九段は再開から数分して戻った)

Dsc_3483(すぐに指す気配はなかった)

(紋蛇)

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