カテゴリ

2018年7月 9日 (月)

歓迎の料理

前夜祭で出された料理の一部をご紹介します。

Dsc_09111 (なめこ薯蕷寄せ 黄味辛子 枸杞乃実 木乃芽)

Dsc_09241 (鮎風干 白瓜雷干 黄菊 天盛り揚げ丸十)

Dsc_09351 (鱸素麺巻 蓴菜 人参 貝割菜 口青柚子)

Dsc_10492 (鯛松皮 鮃 鮪)

Dsc_105411 (のど黒姿焼 玉蜀黍進丈 新生姜当座煮 茗荷子寿司 すだち)

Dsc_10611 (玉蜀黍炊き込み御飯 香乃物 味噌汁)

Dsc_10711 (メロン 葡萄)

(睡蓮)

花束贈呈、決意表明

乾杯後は高島屋のフロントの片山佑香さんと高島あずみさんから両対局者に花束が贈られ、続けて両対局者による決意表明がありました。

Dsc_0961 (両対局者に挟まれた左の方が片山さん、右の方が高島さん。高島さんは女将のご令嬢)

Dsc_0969 (対局者だけでも記念撮影)

Dsc_0981 (決意表明をする羽生棋聖)

皆さま、改めましてこんばんは。第89期棋聖戦第4局の前夜祭をこのように盛大に温かく開催をしていただきまして、誠にありがとうございます。地元の新潟市岩室温泉の皆さま、本当に厚く歓迎していただいて、ありがとうございます。この棋聖戦を長きにわたって主催をしていただいております産経新聞社様、また、今年から特別協賛という形でヒューリック株式会社様にもご協賛をいただいております。あわせてお礼を申し上げたいと思います。先ほどのご来賓の方のあいさつにもありましたように、高島屋さんでの棋聖戦はすでに30年以上の長きにわたって継続していただいております。まさに将棋の宿だと思っております。また私が小学生ぐらいの時に将棋の雑誌を読んでいた頃から、棋聖戦というとこちらの場所で開催をされていたということで、そういう意味では棋聖戦の歴史の大きな道のりといいますか、それを象徴する場所なのではないかなと思っています。個人的にはここの場所でも数多くの対局をする機会に恵まれました。自分にとっても非常に思い出深い場所でもあります。明日からは豊島さんという非常に若い人との対局になるわけですが、自分の持っているものを出し切って悔いの残らないような対局ができればいいなと思っています。皆さま方には大変お世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。

Dsc_0999 (豊島八段)

皆さまこんばんは。多くの方にお集まりいただき、温かい歓迎をいただきましてありがとうございます。高島屋さんには3年前にきて以来、2回目になります。前回もそうだったのですが、数々の名局が指されてきた場所で自分が対局するということが不思議なようにも感じますし、またとてもうれしく思っています。明日は自分にもプレッシャーが掛かってきて難しい対局になるとは思うんですけれど、自分らしく思いきりよく決断よくということを心がけて自分の力を発揮できるように頑張りたいと思います。関係者の皆さまと地元の皆さまにはお世話になります。よろしくお願いいたします。

(睡蓮)

前夜祭スタート

18時から、前夜祭が盛大に執り行われました。

Dsc_0846

Dsc_0841(鈴木浩行・西蒲区長による歓迎のあいさつ)

非常に胸が高鳴っておりまして、この日がくるのを待ちに待っていました。羽生先生におかれましては国民栄誉賞を受賞されてから初のご来館ということで、本当にありがとうございます。このシリーズでタイトル獲得通算100期に挑むということもございます。豊島八段におかれましては初タイトルに王手を掛けていらっしゃるということで、非常に緊迫した一番ということで非常にドキドキしているところでございます。

Dsc_0848 (鈴木力・燕市長からも歓迎の言葉をいただいた)

燕市は分水町と合併して燕市になったわけですが、原田泰夫九段が分水町出身ということと、高島屋の女将が燕市出身というご縁で、毎年この棋聖戦の前夜祭に参加させていただいております。最初にお邪魔した3年前が羽生棋聖と豊島当時七段との対戦でした。

Dsc_0858(堀晃和・産経新聞東京本社編集局文化部長による主催者あいさつ)

第4局がこの高島屋で行われますことを主催者として、また個人的にも大変うれしく思っております。私事になりますが、四半世紀前に記者の駆け出しの頃、4年間この地で暮らしました。明日の対局の主役は両対局者のお二方だと思っております。ですが、タイトル戦を開催するに当たって対局会場の、そして地元の厚いご支援がないとこのように立派な対局を組むこともなかなか難しいと思っております。このように長く続いている宿というのも、なかなか珍しいと思います。

Dsc_0862(主催者あいさつの二人目は、森下卓・日本将棋連盟常務理事)

立会人を務めておられる屋敷九段とは、1990年に高島屋さんで棋聖戦を戦わせていただきました。28年前ですから、豊島さんが生まれた頃ですね。私が当時24歳で、屋敷さんがまだ10代でしたね。お互い歳を取りましたね。自分より二回りも若い豊島さんが挑戦者として羽生さんに立ち向かうという場に立ち会わせていただくことを非常にうれしく思っております。明日は名局・激闘が誕生しますことを皆さんとともに期待しています。

Dsc_0871 (古田秀衛・高島屋代表取締役社長からごあいさつ)

この岩室温泉の高島屋で素晴らしい日を迎えることができることに感謝しております。

Dsc_0875(乾杯の音頭は本間雅榮・岩室温泉自治会副会長)

この岩室温泉は国民保養温泉地です。昭和38(1963)年に指定されまして、この温泉地は300年前から続いています。高島屋は江戸から続いた庄屋屋敷の佇まいを持った旅館で、国の登録有形文化財に指定されています。旅行される際は岩室に足を向けていただきたいと思います。

Dsc_0880 (乾杯!)

(睡蓮)

揮毫

検分後、両対局者は扇子に揮毫を行いました。

Dsc_0801

Dsc_0808

Dsc_0812 (羽生棋聖の書「一歩千金」)

Dsc_0822

Dsc_1078 (豊島八段は「初心」と書いた)

(睡蓮)

検分

16時43分から、対局室で検分が行われました。使用する盤と駒の検分とともに、照明、空調、音響などの対局環境に問題がないかの確認がなされました。

Dsc_0750 (羽生棋聖が先に入室)

Dsc_0759 (続いて豊島八段)

Dsc_0765 (両者がそろい、すぐに検分に入る)

Dsc_0791(使用駒は大竹竹風師作の菱湖書。高島屋対局では、毎回この駒が使われている)

Dsc_0776

Dsc_0781 (羽生棋聖から、盤に当たる光が強すぎるのではないかという指摘が)

Dsc_0787 (電球の向きを変えて対応。ほかは特に問題はなく、16時50分に検分終了となった)

このあとは18時から前夜祭が行われます。

(睡蓮)

燕三条から岩室温泉

一行は15時35分に燕三条駅に到着し、そこからはマイクロバスで岩室温泉に移動しました。対局場の高島屋に着くと、ロビーでしばしの休憩となりました。

Dsc_0718

Dsc_9670 (燕三条は金物、刃物、洋食器の国内有数の生産地。駅内には種々の製品が展示されていた)

Dsc_9668

Dsc_96751

Dsc_0720

Dsc_0056

Dsc_0738 (高島屋到着は16時15分。アイスコーヒーをいただきながらの談笑タイム)

Dsc_0730

Dsc_0735

(睡蓮)

新潟へ

両対局者をはじめとした関係者一行は、東京駅13時40分発の新幹線(とき323号)で新潟に向かいました。関西から移動の豊島八段も、東京駅で合流しています。

Dsc_0714 (羽生善治棋聖)

Dsc_0713 (豊島将之八段)

Dsc_0703_2 (立会人の屋敷伸之九段)

Dsc_0708 (副立会人兼大盤解説担当の村山七段。なお、大盤解説聞き手の宮宗女流二段は対局当日に現地入り)

Dsc_0706 (森下卓九段も日本将棋連盟常務理事として同行する)

(睡蓮)

=== Copyright (C) 2009 >>> The Sankei Shimbun & Japan Shogi Association === All Rights Reserved. ===