藤井「そういえば飯塚さん。今期棋聖戦の予選で私たち激突しましたよね?」
飯塚「ええ、負けました。根に持っておりますので(笑)」
藤井「そこで私が勝ったので、今日は私が正立会人です」
飯塚「そんな重要な一局だったんですね!」
藤井「さて戦型予想ですが、木村さんが先手だった場合は、だいたい居飛車。」
飯塚「羽生さんは七つの戦型を持つ男と言われていますが…」
藤井「実はですね。昨年も立会人をやらせていただいていまして、そのときになんと羽生さんは四間飛車だったのですよ。」
飯塚「それは藤井さんが立会人だからということで?」
藤井「ええ、ええ、おそらく…いや、もちろんそうです。」
飯塚「それを踏まえまして、私は矢倉を予想します。藤井さんは最近、矢倉の大家なので。」
藤井「やはり四間飛車ですよ。私は四間飛車だと思います」
青野「タイトル戦を通じて、地域の活性、親子のふれ合い。将棋をそういったものに活用してほしいと思っています。と、ここまでは理事としての話です」
深浦「あ、ここからが本番ですね(笑)」
青野「ええ、そうです(笑)。戦型ですが、羽生棋聖が先手という仮定であれば、相矢倉か、木村八段の後手番一手損角換わりになると思います」
深浦「(関係者からの終局予想の質問に)…少なくとも手数に関しては、木村八段は粘り強いので棋譜用紙を何枚も用意していただいたほうがよさそうです」
(烏)
「どうもこんばんは。本当に地元の皆様には、毎回盛大に暖かく歓迎をしていただいて、まことにありがとうございます。また棋聖戦を主催してくださっている産経新聞社様にも、長年にわたってお世話になっております。
ちょうど80期という節目の年に、対局者として参加できること。とても嬉しく思っています。
(将棋についての)詳しいことは対局者の2人がいなくなったところで、関係者の皆様から忌憚の無い話を聞いていただけたらと思います(笑)。
「こんばんは。皆様の前で挨拶をするなら、もう少しお酒を控えればよかったかなと(笑)
いま一番充実している羽生棋聖と対局できることは、大変幸せなことです。またこのように立派な場所で対局できること、将棋指しとして誇りに思います。
明日は持てる力を十分に出し切れるように。現地で大盤解説会もありますので、熱い戦いをしたいと思います。よろしくお願いします。」
(烏)