リコー杯第13期女流王座戦・アマ東日本予選大会が開催されます。アマ予選大会はコロナ禍で第10期から第12期までの3年間中止されていましたが、今年4年振りに帰ってきました。本日は東日本大会、8日(土)には西日本大会が開催されます。
本日の予選大会を勝ち上がった3人の選手は、リコー杯女流王座戦の一次予選に出場します。大会の模様は本ブログでお伝えします。また、16時過ぎからは決勝トーナメント決勝戦(3局)の棋譜中継(PCサイト及び将棋連盟ライブ中継)も行います。
【本日のスケジュール】
9時30分:受付開始
10時10分:予選開始(2勝勝ち抜け、2敗失格制)
13時20分:昼食休憩
14時0分:決勝トーナメント開始
16時10分:決勝戦(3局)開始(見込みの時刻です)
本大会の持ち時間は各20分(チェスクロック使用)で、使い切ると秒読み30秒です。
本日の中継は牛蒡、紋蛇、八雲が担当いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
防衛インタビュー
――改めて防衛おめでとうございます。今の率直な感想を。
里見 こちらから動いていく将棋だったんですけど、ずっと難しくて、途中こちらから崩れてしまってからは、ずっと苦しい時間が長かったんですけど……。最後は本当に指運という感じだと思います。すごく苦しい将棋だったので、そういう将棋を逆転できたのはよかったのかなと思います。
――先ほど課題が多かったシリーズという話があった。
里見 勝負どころでパッと指してしまう悪いクセがついてしまったというか……。それで形勢を損ねてそのまま負けにする将棋だったので、そのあたりがすごく悔いが残る将棋だったかなと思います。
――今年は対局スケジュールが過密だった。体調を心配する声も多かったと思う。
里見 体調管理はすごく自分なりに気をつけていたつもりだったんですけど、免疫力が落ちていたのか、あと久しく風邪をひいていなかったので、1週間くらい寝込んでしまって、関係者の方や対局者の方にご迷惑をかけてしまって申し訳ないという気持ちでした。ただ、1年間を通して対局が多い中でコンディションを整えて戦う難しさを去年より強く実感する……特に女流王座戦は今年最後のタイトル戦でしたし、そういうことを実感していました。
――秋には棋士編入試験もあった。これからモチベーションで何を目指すかというところはあるか。
里見 やっぱり短期的じゃなくて、ずっと長期的に自分の力を発揮できるような状態でいることがすごく難しいんだなと実感したので、体力面も含めてそのあたり、課題の多い一年だったかなと思います。
――2022年は八大タイトル戦すべてに出られた年だった。どのような生活だったか。
里見 やっぱり対局が多いことはすごく幸せなことだと思うんですけど、ずっと対局が続いていく中で自分のコンディションを維持することの難しさを経験させていただいた一年だったかなと思います。
――ずっと気が張っていたのではないか。
里見 周りの家族ですとか、気を遣ってくれたり、自分なりにリフレッシュもしてたつもりだったんですけど……。今年の経験を来年に生かしてやっていけたらと思っています。
――そうした一年を乗り越えられたという自信、実感はあるか。
里見 女流王座戦が最後のタイトル戦で最後の気力を振り絞ってという感じだったんですけど、内容はあまりよくなかったと思うので、やっぱりコンディションづくりがすごく難しいなと感じました。
――コロナから回復して後遺症はなかったか。
里見 1ヵ月くらいだるさが続いている感じだったんですけど、これを機に多少免疫力もついたというか、アップしたと思うので、前向きに捉えることができたかなと思います。
――棋士編入試験が終わってから気持ちの面で変化はあったか。
里見 すごく調子のいいときもあって、自分の実力以上のものが出ている時期もあったんですけど、波が激しいところがあるので、なるべく疲れは引きずらないように、これからそこを課題として勉強していけたらと思っています。
――今やりたいことがあれば。
里見 あまり振り返る時間がなかったので、今年一年いろいろありましたし、ゆっくり振り返って、ゆっくりした時間を過ごせたらと思っています。
――来年の目標が具体的にあれば。
里見 戦う体力をつけていきたいなということがパッと思いつくことなんですけど、目標ってころころ変わっていくものだと思うので、この年末年始でゆっくり考えて整理していけたらと思っています。
感想戦
終局直後
■里見香奈女流王座
――一局を振り返って。
里見 仕掛けた昼食休憩のあたりは少し指しやすいかと思っていたんですけど、具体的によくする順がわからなくて……。途中から形勢を損ねてしまって、最後のあたりは負けにしていたと思います。
――3勝2敗で防衛となった。シリーズ全体を振り返って。
里見 負けた将棋が勝負どころで安易に指してしまったので、反省の残る将棋だったかなと思います。最終局は難しい将棋だったかなと思います。
――シリーズ中に新型コロナの感染もあって大変だったかと思うが、改めて防衛しての気持ちを。
里見 関係者の皆さま、加藤さんに延期になってしまって申し訳ない気持ちでいました。シリーズ通して反省の残るところも多かったので、今後課題にしたいと思います。
■加藤桃子女流三段
――一局を振り返って。
加藤 途中は指しやすくなったと思ったんですけど、うまく粘られてしまって。そのあと方針が一貫してたつもりだったんですが、最後、差が詰まって、二転三転だったと思うんですけど、最後……△5八と(180手目)と取ってしまって負けにしてしまったと思います。
――2勝3敗で奪取はならなったが、シリーズ通しての感想を。
加藤 出来不出来が激しい将棋だったと思うんですけど、最後は勝ちたかった思いがあるので、すぐには切り替えられないですけど、なんとかまた立て直してここに戻ってきたいです。
――クイーン王座が懸かるシリーズで最後まで際どかった。改めて奪取がならなかったことへの感想を。
加藤 気にしてないようで気になったからこそ心がブレたと思っているので、自分が甘かったので、次の機会を目指して頑張りたいです。












