2023年7月 7日 (金)

Joryu_ouza20230707010151△9七香成を見合いにしたまま、じりじりとした進行が続いていました。形勢としては先手がやや苦しく、ここ数手でかなり時間を消費しています。転機が訪れたのは図の▲4五銀。中井女流六段は好機と判断したか、△9七香成と動きました。

Dsc_7917(38手目△4六銀の構想が実を結ぶかどうか)

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今井女流1級の攻めに負けじと西山女流三冠も食らいつきます。相穴熊らしい守り駒のはがし合いになりました。△7九銀に▲6三歩成△同歩▲7三金△8八銀成▲同金△7三桂。

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以下▲4一飛△7一歩まで進んでいます。先手は▲7一銀、後手は再び△7九銀の筋ではがしていくのでしょう。見応えのある相穴熊の攻防です。カナ駒の枚数など、細かい差がそのまま勝敗を分ける可能性があります。

Dsc_0056(西山女流三冠も元気の出る展開になってきた)

Joryu_ouza20230707010147後手は強襲から角を捕獲。先手から催促されない限り、後手は好きなタイミングでこの角を取れます。後手ペースの戦いになりました。
「後手は最もいいタイミングで角を取ります。▲銀香△角の2枚換えになりますが、先手の駒の働きがよくないので、後手がまずまずだと思います。先手は有効な手待ちをするか、相手の動きを催促するかしかないのですが、▲3七桂(図)はそのなかでも最も積極的な手です」(佐藤義九段)

Dsc_7873(朝の堀女流1級)

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西山女流三冠の△6九飛と打ち下ろした手に対し、今井女流1級に▲6五金という手が出ました。東京・将棋会館で対局立会人を務める佐藤義則九段は「いかにもこの一手」という評で、ぴったりした一着とのことです。後手は7三角が負担になっており、▲7四歩をまともに浴びると悪くなります。このまま今井女流1級が押し潰すのでしょうか、それとも西山女流三冠がしのぐのでしょうか。

Dsc_0041(今井女流1級は西山女流三冠を相手にも堂々たる戦いぶりだ)