2025年10月22日 (水)
一転して冷静に
激しい変化に突入
ホテル椿山荘東京
椿山荘関口台地の上にあり、東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」から坂を上りながら徒歩10分ほどかかります。神田川は南の崖線沿いを流れていて、川を渡った先には早稲田大学があります。
1878年に山縣有朋がこの地に邸宅を構え、「椿山荘」と命名したのが名の由来です。1952年にガーデンレストラン「椿山荘」としてオープン。2013年に「ホテル椿山荘東京」としてリブランドオープン。対局室のある料亭「錦水」は1987年のオープンです。
1997年に第45期王座戦第1局を開催。2008年から今年まで名人戦第1局を連続開催。女流王座戦は2020年の第10期から6期連続で第1局を開催しています。


図から43分の考慮で▲3六同歩。福間女流王座は逸ることなく、グッとギアを落としました。激しい変化をすべて読んだうえでの選択と思われます。継ぎ盤周りから「強い」の声が漏れ聞こえました。▲3六同歩に△9五歩なら▲8四歩△同歩▲3七銀(8筋を突かずに▲3七銀は△9四飛)とさらに手を入れるかもしれません。▲3七銀は壁銀を立て直して大きな手になります。
「ねじり合うのかと思いましたが」と藤森五段。控え室の予想とは異なり、ストレートに激しく戦う将棋になりました。福間女流王座は9三にいた銀を▲9三角成(57手目)で食いちぎり、▲7五銀(59手目)で飛車を捕獲しました。





