2024年8月 8日 (木)
終盤戦
前図から、△6四同飛▲6五金に△7六歩から後手が攻め合いに持ち込み、駒割りは▲飛、△金香の交換で終盤戦に入っています。
先手が敵陣に飛車を打ち込み、金桂の両取りをかけました。後手が何を重視するかで受け方が変わる局面。穴熊の玉の深さを維持するなら△7一歩、玉と金銀の連結を重視するなら△8二玉になりそうです。いずれにしても、後手は穴熊の姿は残っておらず、一定程度受けに回る必要がありそうです。
(西山女流三冠はどう受けるか)
玉頭戦
昼食休憩明けから、次々と歩がぶつかり、玉頭戦となっています。
図の▲6四歩は、▲6五金から飛車をいじめて、相手の大駒を押さえ込もうとした手です。△6四同角、△6四同飛のどちらでも▲6五金と出られます。残るは△6四同歩ですが、飛角の働きが弱くなってしまって、いかにも後手不満の利かされという手です。