（再開直前の対局室。両者、12時30分過ぎには盤の前に戻っていた）

（局面は、山根女流三段がはっきり優勢になっている）

（塚田女流二段。粘る順を見いだせるか）

（再開の時刻になると、手番の山根女流三段はすぐに▲５五銀と角を取った）

（午後の戦いに入る）

この局面で山根女流三段が７分使ったところで正午になり、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲山根51分、△塚田１時間８分。昼食の注文は、山根女流三段が「肉豆腐山椒（きのこ）弁当（副菜なし）」（鳩やぐら）、塚田女流二段が「豚しゃぶ（梅しそ）弁当（副菜なし）」（鳩やぐら）。対局は12時40分に再開されます。

（昼食休憩時の対局室）

（塚田女流二段の側から見た盤面）

（山根女流三段は、近くに扇子と懐中時計を置いている）

（塚田女流二段のほうは、扇子のみ）

図は11時35分頃の局面です。攻め続ける山根女流三段に対して塚田女流二段が強くさばき合いに誘導し、午前中から激しい順に入っています。形勢としては、駒得かつ１五香と２六香が相手玉頭をにらむ好位置につけている山根女流三段がよくなっているでしょうか。現局面では、堂々と▲５六銀と引く手が利く可能性もあります。以下△７七角成▲７一飛△６八馬▲４一飛成の進行は、先手が勝っていてもおかしくありません。

（山根女流三段）

先手になった山根女流三段が、得意の四間飛車を採用。塚田女流二段は、居飛車穴熊を志向しました。図は10時30分頃の局面です。山根女流三段が７筋で持ち歩を調達したうえで穴熊の端を攻める早い動きを見せて、中盤戦に入っています。

（山根女流三段。やや珍しい筋で動いていった）

（塚田女流二段。バランスを崩すことなく対応していきたい）