2024年7月25日 (木)

113_800(磯谷女流初段が反撃を決めると差を広げていった)

110_800(敗れた伊藤女流四段。71手目▲3四桂の辺りがどうだったか)

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本日の中継は以上で終了です。ご観戦、ありがとうございました。

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15時過ぎ、後手の反撃が奏功、△3五桂▲5八銀右△4六桂と桂が急所に打たれて迎えた図の局面は、後手の攻めが速い状況です。▲3二と△5三角の交換は入るとしても、先手は攻め合いに持ち込んでも勝機はありません。受けに回って玉を7九辺りまで逃げ出して安全にするしかなさそうです。後手は付け入る隙を与えずに寄せまで持ち込みたいところでしょう。

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(磯谷女流初段が強気の反撃でペースをつかんだ)

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(伊藤女流四段は持ち前の粘り強さで逆転を目指す)

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図の▲4四歩は約40分の考慮。対局開始直後とは打って変わって、午後はゆっくりと進んでいます。△同銀に、▲2二歩成がもっともはげしい順でしたがこの順は見送り、▲同銀△同金▲3五銀で下図に進みます。
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先手の狙いは金を持っての▲3二金。後手がどう対応するかですが、△3五同金▲同角△5三角がもっとも有力と、本日、東京・将棋会館で対局立会人を務める川上猛七段は予想しています。

どちらも薄い玉形で、流れ弾に当たらないよう気をつけながらの難しい戦いとなりそうです。

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対局再開後の一手は▲2三歩でした。

ここまでの流れを振り返ると、序盤は手数は進んだものの、相雁木先後同型からどちらも動きづらい状況でした。先手は2筋の歩を交換して動くも、代償として右金が上ずってしまいました。その金の対処が課題となる中、開き直って▲2六金から▲3五歩と動いて中盤戦に入ります。攻めに使って3筋から戦いが始まり、後手も△3一飛の転回から△3四歩を打たずに強気に応戦。▲2三歩の小技に対して、どう受けるかという現局面です。

101_800 (伊藤女流四段。対局再開後の一手は▲2三歩だった)

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(磯谷女流初段はどう対応するか)

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12時、この局面で伊藤女流四段が20分使って昼食休憩に入りました。消費時間は、▲伊藤1時間2分、△磯谷57分。昼食注文は磯谷女流初段が「にぎり(並、ご飯少なめ)」(千寿司)、伊藤女流四段はなし。対局は12時40分から再開されます。

067_800(昼食休憩時の盤面)

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(銀沙)

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戦型は相雁木となっています。早いペースで進んで、11時前に50手を超えています。先手は少し形を乱されながらも駒を交換して、千日手模様には持ち込ませないようにしています。2六金の形も積極性をうかがわせます。

後手は形を整えて、待ちの選択。相手が攻めてきたところでカウンターを打つ構えでしょう。

035_800(朝の伊藤女流四段)

049_800(磯谷女流初段)