12時、図の局面で加藤女流四段が６分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲加藤１時間４分、△西山56分。昼食の注文は、加藤女流四段が「ゴーヤーチャンプルー弁当（ごはん少）」（鳩やぐら）、西山女流三冠が「きつねうどん」（ほそ島や）。対局は12時40分に再開します。

加藤女流四段の注文。

西山女流三冠の注文。

※写真は撮影用の注文したものです。

11時25分、加藤女流四段が27分の考慮で▲２四歩と突っかけました。攻めの棋風の加藤女流四段らしい、積極的な仕掛けです。実戦は図から△２四同角に▲６五歩と進んでいます。

加藤女流四段は、穴熊を組み上げてから積極的な仕掛けを見せた。

西山女流三冠は少考で△２四同角と応じた。

振り駒の結果、先手番は加藤女流四段に決まった。

定刻の10時に一礼がかわされて対局が開始された。

加藤女流四段の初手は▲２六歩。

西山女流三冠は△３四歩と応じた。

序盤は速いペースで進んでいる。

10時23分の局面。△６三銀までの消費時間は▲加藤８分、△西山10分。
盤面は速いペースで40手まで進んでいます。戦型は先手の居飛車、後手の三間飛車の対抗形から相穴熊に進みました。

９時40分過ぎに両者が対局室に揃った。

西山朋佳女流三冠。

加藤桃子女流四段。

里見香奈女流王座への挑戦権を争うリコー杯第13期女流王座戦は、いよいよ挑戦者決定戦を迎えました。勝ちあがったのは西山朋佳女流三冠（女王・女流名人・女流王将）と加藤桃子女流四段。昨年度の挑戦者決定戦とまったくの同カードとなりました。

対局は９月５日（火）、東京・将棋会館で10時開始。持ち時間は各３時間（チェスクロック使用）、使いきると１手60秒の秒読み。先後は振り駒で決定します。日本経済新聞に掲載される観戦記は近藤正和七段が担当します。

【リコー】（主催）
https://www.ricoh.co.jp/
【日本経済新聞社】（特別協力）
https://www.nikkei.com/

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