2022年12月 6日 (火)

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▲4五歩(上図)で角の逃げ場が難しいようです。△6二角には▲5三歩成が、△3三角には▲5三角成があります。先手の方針がわかりやすくなってきたと、控室では言われています。

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図の▲3八飛で、加藤女流三段は残り10分になりました。△7一角には▲3一角成△同金に▲同飛成の2枚換えがあります。

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本譜は△3四飛と角取りを受けました。続いて▲5三歩と垂らされた局面で里見女流王座が考え、残り10分になっています。

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(昼食休憩明けの加藤桃子女流三段。午前は早指しだったが中終盤に長考が続き、先に残り10分になった)

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16時45分頃、里見女流王座が金銀両取りをかけました。どちらかを取れば駒損が回復されます。混戦になってきたようです。先手は▲3六角の飛車取りが切り返しになりますが、打つ余裕があるかどうか。

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(現在、大盤解説会は近藤正七段と折田五段が出演中。控室で福崎九段と石本女流二段が検討している)

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(日が暮れてきた)

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加藤女流三段が再び長考して、まもなく残り1時間を切ります。「形勢は混とんとしています。残り時間の多い加藤女流三段の長考で、長期戦になりそうですね」と福崎九段。里見女流王座の残り時間は27分です。

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(検討する近藤正七段と福崎九段)

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(16時頃、十八楼から見える景色)

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(対局室前に、2017年の名人戦で対局した当時の佐藤天彦名人と稲葉陽八段の色紙が飾られている)

里見香奈女流王座が△9八歩と垂らした局面で、加藤桃子女流三段が長考していました。

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32分考えて指したのは▲9四桂の王手。控室では▲3三角成△同金▲7七角△4四歩に▲9四歩が検討されていました。これは△9九歩成を受けた手順。本譜は王手を受けた後に後手から△7七角成▲同桂に△9九歩成とと金を作らせる順が生じているので、より積極的と言えます。

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(開始前の加藤桃子女流三段)

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(大盤解説会にゲスト出演した立会人の福崎文吾九段)

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(観戦記担当の近藤正和七段もゲスト出演。奨励会幹事時代の加藤桃子女流三段について「成績は常によかったけど、あと2勝1敗くらいで昇段というときに連敗して上がれなかったことが何度かありました」と話していた)

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福崎九段「加藤さんの5歳くらいの頃ってどんな感じやったん?」

近藤正七段「……え?」

福崎九段「もう加藤さんのことなら、なんでも知ってそうやったから」

午後のおやつが出されました。

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(里見香奈女流王座は14時半にリクエストした。アイスミルクティーとリンゴジュースは対局室に、抹茶と栗粉もちは控室に運ばれる。栗粉もちは、栗きんとんをそぼろ状にして白玉もちをつつんだもの)

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(加藤桃子女流三段は14時にアイスティー、ホットオリジナルティー「風の香り(フルーツ)」、抹茶をリクエスト。対局室に運ばれた)

13時半から大盤解説会が始まりました。事前申し込み制で、既に締め切られています。

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(大盤解説会)

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(折田翔吾五段)

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(石本さくら女流二段)