激しい流れ 本局は序盤から両者に突っ張った手が続き、早々に激しい流れになりました。午前中に加藤女流二段が指した△2五飛(32手目)は、取れる銀を取らずに飛車のさばきを優先した一着。その前に矢内女流五段が銀を逃げずに踏み込んでいることから、戦いの激しさがわかります。 矢内女流五段が自陣飛車を打ったことで緩やかな流れになるかと思われましたが、中央を主戦場にした戦いが始まり、互いの玉に危険が迫るスピード勝負の様相を呈しています。 (撮影=独楽)