2022年6月 1日 (水)

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懸命に迫る貞升女流二段に対し、山根女流二段は受け切るのではなく、寄せ合いで勝とうとしています。上図から△8七飛成が豪快な一着でした。▲8七同銀△7七角成で一気に先手玉は危険な格好に。

Joryu_ouza20220601030162ただ、貞升女流二段も▲8一飛△4二玉▲7八銀として詰めろを解除して粘ります。山根女流二段はそこで30分の考慮。手持ちの桂を8七に打ち、さらにアクセルを踏みました。

Dsc_5300(山根女流二段が決めにいっている)

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図は13時50分頃の▲和田あー△室田戦。和田女流初段が3三に歩を成り捨て、4四の銀を引かせておいて▲3七桂と右桂を活用した局面です。ここで△2七歩成は▲2五飛が狙いの一手。かといって後手は形よく▲2五飛を防ぐ手段がありません。よって△2七歩成▲2五飛△同飛▲同桂で攻め合いへと進みそうです。

Img_0748(和田女流初段は手順を駆使して飛車交換を目論む)

Img_0751(室田女流二段は桂損を攻め合いで埋めきれるか)

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▲貞升-△山根戦は△5五角を皮切りに先手が飛車を捨てる猛攻に出ています。攻めが続くかどうかの勝負です。

Joryu_ouza20220601030155▲5四銀が強手。△5四同金に▲7二角の両取りを狙っています。以下△8二飛▲5四角成△9九角成▲4四桂まで進むと、先手も手が続きそうです。貞升女流二段が食いつけるか、山根女流二段がしのぐか。Dsc_5304

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図は▲小高-△堀戦の13時15分頃の局面です。後手が先手の飛車を捕獲し、飛車金交換になっています。飛車を取ったことは大きそうですが、後手がこのあと△6九飛と打っても▲7九金があるので、持ち駒の飛車はすぐには使えないものと思われます。先手のほうからは、▲4五歩で1筋を狙う、あるいは▲3四金で後手玉頭にプレッシャーを掛けるといった指し方があります。形勢はまだいい勝負と見てよさそうです。

Dsc_53611 (堀女流1級)

Dsc_5374(対局再開前の銀沙)

Dsc_5379(手番の山根女流二段。うまく受け流せば優勢になる勝負どころ)

Dsc_5389(貞升女流二段は攻めを継続できるか)

Dsc_5380(再開後の着手は△5五角だった。飛車と香の両取りをかける)

Dsc_5388(このままでは苦しい。貞升女流二段には勝負手が求められている)

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12時、この局面で山根女流二段が13分使って昼食休憩に入りました。▲4五同銀までの消費時間は、▲貞升1時間18分、△山根40分。昼食の注文は、山根女流二段が「ガパオ~温泉卵のせ~(ひき肉のバジル炒め)」(rico curry)。貞升女流二段の注文はありませんでした。対局は12時40分から再開されます。

Dsc_5371(昼食休憩中の銀沙)

Dsc_5372(現在の盤面)