▲貞升-△山根 後手が寄せにいく 懸命に迫る貞升女流二段に対し、山根女流二段は受け切るのではなく、寄せ合いで勝とうとしています。上図から△8七飛成が豪快な一着でした。▲8七同銀△7七角成で一気に先手玉は危険な格好に。 ただ、貞升女流二段も▲8一飛△4二玉▲7八銀として詰めろを解除して粘ります。山根女流二段はそこで30分の考慮。手持ちの桂を8七に打ち、さらにアクセルを踏みました。 (山根女流二段が決めにいっている)
▲和田あー△室田 攻め合いの様相 図は13時50分頃の▲和田あー△室田戦。和田女流初段が3三に歩を成り捨て、4四の銀を引かせておいて▲3七桂と右桂を活用した局面です。ここで△2七歩成は▲2五飛が狙いの一手。かといって後手は形よく▲2五飛を防ぐ手段がありません。よって△2七歩成▲2五飛△同飛▲同桂で攻め合いへと進みそうです。 (和田女流初段は手順を駆使して飛車交換を目論む) (室田女流二段は桂損を攻め合いで埋めきれるか)
▲貞升-△山根 先手の猛攻 ▲貞升-△山根戦は△5五角を皮切りに先手が飛車を捨てる猛攻に出ています。攻めが続くかどうかの勝負です。 ▲5四銀が強手。△5四同金に▲7二角の両取りを狙っています。以下△8二飛▲5四角成△9九角成▲4四桂まで進むと、先手も手が続きそうです。貞升女流二段が食いつけるか、山根女流二段がしのぐか。
▲小高-△堀 飛車金交換に 図は▲小高-△堀戦の13時15分頃の局面です。後手が先手の飛車を捕獲し、飛車金交換になっています。飛車を取ったことは大きそうですが、後手がこのあと△6九飛と打っても▲7九金があるので、持ち駒の飛車はすぐには使えないものと思われます。先手のほうからは、▲4五歩で1筋を狙う、あるいは▲3四金で後手玉頭にプレッシャーを掛けるといった指し方があります。形勢はまだいい勝負と見てよさそうです。 (堀女流1級)
▲貞升-△山根 対局再開 (対局再開前の銀沙) (手番の山根女流二段。うまく受け流せば優勢になる勝負どころ) (貞升女流二段は攻めを継続できるか) (再開後の着手は△5五角だった。飛車と香の両取りをかける) (このままでは苦しい。貞升女流二段には勝負手が求められている)
▲貞升-△山根 昼食休憩 12時、この局面で山根女流二段が13分使って昼食休憩に入りました。▲4五同銀までの消費時間は、▲貞升1時間18分、△山根40分。昼食の注文は、山根女流二段が「ガパオ~温泉卵のせ~(ひき肉のバジル炒め)」(rico curry)。貞升女流二段の注文はありませんでした。対局は12時40分から再開されます。 (昼食休憩中の銀沙) (現在の盤面)