戦型は矢倉になった。▲2四歩△同歩▲同角△同角▲同飛で、先手にだけ2筋を交換される筋が残って、後手が損なようだが、伊藤女流二段が得意な格好だ。
伊藤女流二段は後手を持って2局指している。そのうち1局は第1期リコー杯女流王座戦準決勝、▲加藤桃子奨励会1級-△伊藤沙恵奨励会1級戦がある。図から△8四歩に▲2四歩△同歩▲同角△同角▲同飛△2三銀と進んでいる。本局の立会人の田中寅九段も図の局面は4局経験している。
対局者の肩書きは対局当時。伊藤女流二段も奨励会に在籍しており、両者は奨励会でも凌ぎを削っていた。
【第1期リコー杯女流王座戦準決勝 ▲加藤桃子奨励会1級-△伊藤沙恵奨励会1級戦】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/ricoh20110921-02.html
2015年12月11日 (金)