昼食休憩
図の35手目▲6八金上の局面で昼食休憩に入りました。消費時間は▲加藤58分、△伊藤41分。対局は13時に再開します。
現地イベント
現地ではイベントが開始されています。詳細はこちらをご覧ください。
10時50分頃の控室
戦型は相矢倉
戦型は相矢倉になりました。△4四歩(1図)から角道を止めて矢倉を目指すのは、伊藤女流二段得意の作戦です。
加藤女流王座は藤井矢倉(2図)を含みにしています。藤井矢倉を創案したのは藤井九段。本日の立会人です。大盤解説会では、貴重な話が飛び出すかもしれません。
ツイッター解説
ツイッター解説は吉田正和五段です。アカウントはshogi_mobileになります。
対局開始
おはようございます
前夜祭(6)
前夜祭(5)
両対局者が退場したあと、明日の見どころが語られました。
(青野九段)
挑戦者の伊藤さんには、「どんなことがあっても自分が勝って盛り上げるんだ」という気持ちで指してほしいですね。ある男性のタイトル戦で挑戦者が0-4で負けてしまったことがありました。そうしたら、新聞社の担当者が冗談で「0-4ならオレでもできる」といったことがありました。
伊藤さんはタイトルホルダーの加藤さんに、ではなく、タイトルに挑戦ということがあります。タイトル戦ではひとつ勝つことで盤の前でも冷静に見ることができます。
詳細は日本経済新聞にも掲載されますので、そちらもご覧いただければと思います。
(立会人の藤井九段)
番勝負はたくさん見たい方なので、ここらへんで伊藤さんにフルセットを目指してほしいです。
加藤さんは攻めか守りかといえば攻めのタイプです。伊藤さんは受けです。伊藤さんの棋風は少し変わっていて、将棋には例外で引き分けがあります。自分の玉が詰まなくすることがあって、伊藤さんはそういう指し方ができるタイプです。なので、意表を突いて引き分けになるかもしれません。
引き分けになると立会人が忙しくなって、楽しみでもあり不安でもあるんですけど、まあそうはならないでしょうね。
明日は加藤さんが先手ですので、先ほどいったように加藤さんが攻めて、伊藤さんが受けてから反撃する展開になると予想します。熱戦を期待しています。
(中尾敏之五段)
富士市に住んでいる中尾です。大盤解説会を担当します。加藤さんが攻める展開になると思いますが、それを伊藤さんがどう受けるか。楽しみです。
(遠山雄亮五段)
私は第1局を解説する機会に恵まれ、対局をじっくり見ることができました。それを踏まえていうと、加藤さんの攻め、伊藤さんの受けという構図は変わらないと思います。
二人とも序盤をゆったり指すタイプ。午前中はイベントで将棋を指したり、サインをもらったりして、午後から解説会を楽しんでほしいです。第2局は終盤の競り合いの中でいい手をバシッと指す将棋を楽しみにしています。
(本田女流三段。第2期に加藤女流王座へ挑戦した)
幼いころから指していて、奨励会時代も切磋琢磨してきて、互いに意識しているところが強いと思いますので、熱戦を期待できると思います。伊藤さんには勝って盛り上げてほしいと思います。
明日は解説会やイベントがありますので、お時間ある方はお越しいただけるとうれしいです。
(藤田女流初段)
浮月楼はリコー杯で3年連続の対局です。加藤さんはホームで指しやすい環境かと思います。
伊藤さんは初めてということですが、普段からマイペースで落ち着いた方なので、普段通りに指せるのではと思います。
明日はこちらの会場で大盤解説会やサイン会などが行われます。ご都合のつく方は、知り合いの方をお誘い合わせのうえ、足を運んでくださるとうれしいです。
(塚田女流2級)
記録係を務める塚田恵梨花です。初めてタイトル戦の記録係を務めます。大変緊張しています。
女流王座戦はアマチュア時代からも出ています。そのタイトル戦の記録係で、対局を間近で見られるので楽しみにしていました。明日もよろしくお願いいたします。
(書き起こし=銀杏)