図は15時頃の局面。直前の39手目▲3六飛で里見女流三冠が3筋に標準を合わせたのに対して、加藤女流王座は強く△5四銀とぶつけました。(1)▲5四同銀△同飛の展開は後手ペース、(2)▲3四飛ならば一気に激しい展開に突入すると言われています。記者が棋譜を取りに対局室に入室したタイミングでの着手で、すぐに席を外しました。それを見た里見女流三冠は少し身体をほぐすような仕草を見せ、その後すぐに盤上に鋭い視線を向け直します。消費時間は▲里見1時間45分、△加藤1時間53分。
(朝の加藤女流王座)
(控室の様子)