昼食休憩 12時10分、図の局面で昼食休憩に入りました。 昼食休憩までの消費時間は▲室谷1時間22分、△鈴木47分(持ち時間は各3時間、チェスクロック使用)。対局は13時に再開します。 (休憩中の対局室) (向かって右が先手の室谷女流初段の席)
持久戦模様 互いに堅陣を築いて持久戦模様の将棋になりました。 「先手は角交換にならないようにした訳ですから、▲4五歩と行くということですかね。△同歩▲同桂なら優勢ですから。▲5五歩~▲4五歩もあると思います。ただし後手は▲5五歩に△同歩と取るとは限りませんが」(中尾五段)
対局立会人は中尾敏之五段 中尾敏之(なかお・としゆき)五段。静岡県富士市出身、1974年10月24日生まれ。(故)廣津久雄九段門下。棋士番号は230。1989年、6級で奨励会入会。1998年10月、四段。2007年5月、五段。通算成績は138勝195敗(勝率0.414)。 (中継室のモニターで局面を確認する中尾五段)
戦型は先手中飛車 先手は中飛車、後手は居飛車の対抗形となりました。先手は5筋の歩交換が権利になっています。進行の一例は▲4六歩△4三金▲5五歩△同歩▲同飛△5四歩▲5九飛。以下、先手は5六銀・4七金・3六歩・3七桂の好形に組むことができそうです。しかし組み上がるまでに手数がかかります。その間に後手も穴熊の堅陣を構築するでしょう。穴熊に組ませて戦うか、それとも早めに動くのか。先手の方針に注目です。 (朝、駒を並べる両対局者)
振り駒 (鈴木女流二段の振り歩先) (結果はと金が4枚。室谷女流初段が先手を得た) (記録係は中国出身のチャンシン研修会員。2010年8月、海外在住外国人で初めて奨励会に合格した。現在は研修会で研鑽を積んでいる。※シンの字は金が3つ)